3月 162013
 

台湾の作り手さんFの香檳烏龍茶(東方美人)です。
2012年の石錠産、青心烏龍種のものになります。
私の台湾の老師が手摘みから全て監修して行ったものだそうです。
(6月中旬に茶摘されたものだそうです)

東方美人というと青心大冇種を使った新竹、苗栗が多くを占めますし、有名ですが
石錠で作られるものは青心烏龍種を使ったものになります。
当然味も香りも変わり、多く流通している新竹、苗栗付近のものは
果実香の強い、味わいのしっかりした、
火入れが強く、場合によっては苦味のあるという特徴を持ちます。
一方、石錠ではもっと軽やかな香りと味わいで、まさにシャンパンのような
爽やかな香りと甘みが特徴です。
香檳烏龍という名前は石錠で作られた東方美人に与えられたとも言われています。

大きさが殆ど均一と言ってよさそうな程に整った茶葉です。
緩い縒りで、褐色、黄色、赤、白、緑とまさに五色。
若干砕けはありますが、茶葉の形状上仕方が無い範囲。
それでもかなり少ないです。
白毫の大きさは他とそれほど変わらず、適度に入っているようです。


鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

赤褐色の綺麗な水色です。透明度も高く、亮度も高いです。
華やかで上品な花果香とメントール香があり
石錠の中でも特筆する程にしっかり感じられます。
苗栗あたりの青心大冇に負けないほどに高く、しっかり感じられます。
香りの持久性はかなり高いです。
味は柔らかい深みのある甘さと複雑な旨みがバランスよく出ていて
このまま鑑定杯でも美味しい。
この甘さと茶樹の旨みの深さはかなり驚かされます。
2煎目になっても香り、味共に殆ど変わらず
渋みや苦味といったものは一切感じられません。


蓋碗使用

黄金色の美しい水色です。
透明度はもちろん、亮度が非常に高くて宝石のような美しさです。
上品な花果香と東方美人独特のメントール香が感じられ
弱くはありませんが、強すぎず、まさに石錠の香檳烏龍。
味も複雑な旨みと柔らかい甘さが心地よいです。美味しい。

肉厚で柔らかくふっくらとした美しい葉底です。弾力が強いのが印象的。
砕けも殆どなく、想像以上に嫩度が高かったというか
芯の部分が予想以上に多いのにも驚きます。
芯と葉が繋がったままそのまま残っていて
完全に一芯一~二葉で摘まれているのが分かります。
手摘みのおかげか葉以外の部分が非常に少なく、見当たりません。
葉底からも見事な花果香が感じられます。
弾力のある本当に綺麗な葉底で、ここまで綺麗な東方美人の葉底は滅多に出会えないですね。

作り手さんも老師も一番自信を持っている最高ロットのものなのですが納得。
これは凄い東方美人だと思います。
譲っていただけたことに本当に感謝します。

※このブログのお茶の感想については こちら

 Posted by at 12:50 AM

 Leave a Reply

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

(required)

(required)