北京のお茶屋さんDで購入した2010年の海南红茶(海南紅茶)です。
礼茶とついているのは商品名です。
あまり日本では見かけない海南島の五指山を原産とする紅茶です。
五指山は熱帯原始雨林気候の海南島で最も高い山で
海抜1800m程の指の形に似た山にです。
苦丁茶の原産地といった方が日本ではなじみがあるかもしれません。
海南紅茶はまだ歴史が浅く、1950年代から作られ始めました。
雲南大葉種を使用し、一芯二~三葉で摘み取り製茶されます。
割と早い時期からCTC機の導入が進んでいたようで
製茶はCTC製法の、いわゆる紅砕茶になります。
マットな質感のこげ茶の茶葉です。
所々に金片が見られます。
大きさは揃っていて、割とまっすぐな茶葉です。
暗めの濃い褐色の水色です。
柔らかい感じはありますが、香りはドクダミの香りがします。
燻香も感じることができます。
味は渋みと酸味が弱く感じられます。
甘みは殆ど感じることができませんが、かすかにあります。
濃いオレンジの水色です。
燻香は殆ど感じられなくなります。
綺麗に揉切された茶葉です。
芽の部分も一緒に揉切されているのが分かります。
割と硬い茶殻でした。