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This article was written on 24 5月 2012, and is filled under delicious teas, 中華人民共和国, 福建省, 青茶 Oolong Tea.

花香 漳平水仙

花香 漳平水仙

茶農家さんCの漳平水仙です。
こちらは花香型のタイプになります。

漳平水仙なので紙に包まれているスタイルです。

花香 漳平水仙

黄色、緑、黄緑、深緑、褐色・・・とこちらもカラフル。
細かい微かな艶のある茶餅になっています。
爽やかな花の香りが心地よいです。

この形状ですので鑑定杯は使用していません。

花香 漳平水仙
蓋碗使用

綺麗な薄い金色の水色です。
爽やかで甘くフレッシュな花の香りがあります。
旨味と甘味があり、最初は普通に美味しいといった感じなのですが
後から出てくる回甘とそれに伴ってやってくる旨味も含めた分厚い味わいが何とも後を引きます。
インパクトは弱いけど、じわじわ旨いと思わせる感じ。

やっぱり漳平水仙。煎が続きます。ちょっと疲れる位。(^^;
なので大概2日にかけて飲んだりするのですが、旨味はずっと出続けます。
これも結局2日かけていただきました。

花香 漳平水仙

やっぱり量が凄いことになっています。わさわさ・・・
葉の崩れは少なく、むっちりとした感じのしっかりした綺麗な葉底です。
発酵は強めで一芯二葉程度で摘み取られているようです。
茎が長めに取られているのが印象的です。

桂花香型と比べると、あちらは分かりやすい甘味を持っていて最初はそちらを選びそうなのですが
じっくり飲み始めると花香型の方が複雑な後を引く旨味を持っているように思います。
どちらも甲乙つけがたい美味しさがあります。
爽やかで、最近の青い鉄観音のように胃への刺激が強くもなく安心して飲めます。
気温の高い時期にうれしい青茶かなと思います。

淹れた後にそのままにしておいて冷えたりすると、これがまた爽やかで美味しいです。
これに限らず漳平水仙は冷えても美味しいので夏向けだなと思うのですが
花香型の方がさっぱり甘く夏向きに思います。
冷えると甘さが増してとろっとしてきます。美味しい。

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