3月 282013
 

メーカーさんBからサンプルでいただいた英德红茶(英徳紅茶)です。
特級とありますが、このメーカーさんのランク付けは
結構甘いので鵜呑みにはできません。(^^;

英德红茶(英徳紅茶)は広東省清远市(清遠市)英徳市(英徳市)で作られます。
この日本人的にはなじみの無い地名、市が2つも重なるのは
清遠市の方が地級市と呼ばれる大きな区画で
英徳市は県(中国では市の方が上の単位で市の下に県があります)と同様の規模の県級市です。
10年ほど前までは英徳県でしたが、県級市に昇格しました。

この地でのお茶の栽培の歴史は古く、唐代の茶経にも「岭南英德产茶」という記述があります。
英徳紅茶自体も歴史のある紅茶で1959年に作り出されたといわれています。
主に輸出向けに作られていて
中国国内の流通は少なめのような感じです。
実際、あまり他の都市では見かけません。
(最近の紅茶ブームでちらほら見かけるようにはなりましたが)

現在は英红九号という品種で作られています。
(現在はそれ以外の品種からも作られています)
この品種は1961年に雲南大葉種の中からこの紅茶に適したものを選出、
それに鳳凰水仙種を組み合わせて作られました。
この品種が登場してから英徳紅茶の品質が向上、安定したと言われています。

黒褐色の縒りの強い茶葉です。金毫が混じっています。
英徳紅茶の基準は条索圆紧、金毫满披、乌黑油润とされていますが
乌黑油润はちょっと厳しそうな外観です。
艶に若干かけるような、乌黑というには褐色が強いです。
茶葉の大きさは比較的揃っています。
花の香りが出ています。

1回分のみのサンプルのため、鑑定杯の使用は行っていません。


蓋碗使用

赤褐色の透明な水色です。亮度もあります。
花の香りがありますが、若干弱い感じです。
柔らかな収斂味と旨み、さっぱりとした甘さ、弱い酸味のバランスが良く
雲南大葉種をベースにしていることが伺えるミネラル感と清涼感があります。
美味しいです。
温度が下がってくると若干粉っぽさを感じるようになります。

煎持ちはあまり良いとは言えない状態です。
3煎目で早くも底が出てしまいました・・・残念です。

嫩度は比較的高い葉底ですが、少し硬い感じです。
大きさは比較的均一、若干醗酵の加減にムラがあります。

このメーカーさん、各地の紅茶を揃えていて便利そうなのですが
どうも質が今ひとつといったところで・・・
それでいて決して安くは無いんですよね。(^^;
むしろ高くてもいいので、もっとレベルを上げてくれたらいいのにと思います。
そのお茶を知るのに質の低いものだと本来の美味しさや風味が分からないので
結局はお金の無駄になってしまうんですよね・・・残念です。

※このブログのお茶の感想については こちら

 Posted by at 12:40 PM

  2 Responses to “英德红茶(英徳紅茶)”

  1. 福州のメーカーさんではないかと想像しています。そこなら私も同じ様な感想を持ちました。
    美味しいのも有るのですが確かにコスパが悪いですね。
    詳しくは書きませんが・・・

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