北京の友人からいただいた范泽锋の茶杯です。
壷水茶禅という名前がついています。
范泽锋はとても有名な紫砂作家さんで
工艺美术师(工芸美術師)という
国家ランク的には上から数えた方が早いというような方です。
ちなみに私の好きな作家さん、汤宣武の旦那さんでもあります。
2001年に中国紫砂艺术名人(中国紫砂芸術名人)と認定された张庆臣(張慶臣)に師事
数々の品評会で大賞、金賞を受賞されています。
中国版WIKIとも言える百度百科にもページがあるという
中国の紫砂好きの人であれば名前は知っているというような作家さんです。
既に名人として認知されつつあるようです。
そんなレベルの方なので普通には茶杯と言えども買えないような状態なのですが
友人がこの范泽锋さんと仲が良く、融通していただいたとのこと。
いつも友人が持っている范泽锋さんの作品をいいなーと眺めているのを知っていて
茶壷は流石に無理だけどとプレゼントしてくださいました。
本当にどうもありがとう!
綺麗な黄泥の茶杯です。
陶肌のきめの細かさは流石。
黄泥というと、あまり目の細かい、締まったものは無いのですが
(採掘する地層の問題もありますし)
これが?という質感です。硬い。
土の扱いというものがここまで違うのかというのが実感できます。