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This article was written on 20 4月 2012, and is filled under delicious teas, 中華人民共和国, 四川省, 緑茶 Green Tea.

蒙顶石花

蒙顶石花

メーカーさんEの蒙顶石花(蒙頂石花)です。
3月18日の茶摘みという明前茶です。
産地は蒙頂山茶区の標高800~900m付近の茶葉を使用しています。

日本ではあまり馴染みのない蒙頂石花ですが、その歴史は古く、中国の銘茶の中では最も古いとも言われています。
産地はその名の通り、四川省の蒙頂山とその周辺で、唐の玄宗皇帝から清代末までの皇帝献上茶でした。
扁平のお茶で芯(芽)のみを使って作られます。
500gの蒙頂石花には4~5万の芽が必要だそうです。
一度その製法が途絶えてしまったお茶の1つですが近年になって復活しました。

モスグリーンに白亳の白が混ざった美しい茶葉です。
白亳に覆われています。
縒りは殆どなく、自然な形状をしています。
大きさは揃っています。若干、魚葉が入っているのが確認できます。
甘い花の香りがあります。

蒙顶石花
鑑定杯使用

少し黄色が強い黄緑の茶水です。
透明度はかなり高く、ほっこりした豆の香りがあります。
味は美味しいと最初に感じるような旨味が先にきます。
旨味が強いのが印象的です。
甘さとすきっとした苦みが心地よく、バランスの良いお茶です。
収斂味は感じません。

蒙顶石花
蓋碗使用

甘い花の香りが強く印象的です。
とろっとした金色の茶水と丸い柔らかな甘味も合わさって蜜のような緑茶になっています。
旨味も強く、湯温が下がってくると香ばしいナッツのような香りがあり、実に美味しいです。
苦みなどは殆ど感じません。
煎持ちもよく、12煎も楽しめました。

蒙顶石花

一芯一葉、大きさの揃った葉底です。
柔らかく、肉厚のふっくらとした茶葉です。
白亳に覆われていて艶があり、大きさも揃っています。
葉底からも甘い香りが強く出ているのが印象的です。

同じ地域の蒙頂甘露と比較すると、こちらのほうが日本人好みの味と香りになっているように思います。
日本茶と通じるような爽やかな苦味と日本茶にはない華やかさと蒙頂茶独特の回甘が美味しいです。

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