メーカーさんEの蒙顶黄芽(蒙頂黄芽)です。
蒙頂山主峰の標高1200m付近の茶葉を使用しています。
摘み取りは3月23日、在来種を使用しています。
蒙頂黄芽というと、最近は緑茶のような作り方をしたものが主流になってきていますが
今年は伝統的な製法に近いものがあり、それを選んできました。
一口に蒙頂黄芽といっても全く違うお茶と思うほどに味わいが製法によって変わります。
(まぁ当然なんですが;)
艶消しのような質感の褐色がかった若草色の茶葉です。
大きさは均一、砕けはありません。
芽のみで構成されていて、香ばしい香りが感じられます。
美しいです。
黄色の水色です。亮度、透明度共に高く出ています。
香ばしい火香に甘い花香が高く心地よく出ています。
味わいは甘く深みのある蒙頂黄芽らしい旨味がしっかりと出ていて
柔らかい渋みとのバランスが絶妙。
悶黄は強めになっているようです。好み。(^^
金色の亮度、透明度共に高い水色です。
鑑定杯の時には弱めだった花香がしっかり感じられます。
火香と合わせて高く綺麗に出ています。
香ばしさの中にしっかりとした甘味、複雑なミネラル感が合わさって
独特の味わいに仕上がっています。
これがまた癖になるような、後を引く旨味になっていて
余韻の長さと共にしみじみ美味しいと思う仕上がりになっています。
悶黄はやっぱり強めのようです。
ふくよかな肥えた芽で構成された葉底です。
艶やかな深く落ち着いた若草色の芽は大きさも均一、砕けも確認できません。
柔らかさも弾力もしっかりあり、製茶技術の良さが伝わってきます。