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This article was written on 17 6月 2012, and is filled under delicious teas, 中華人民共和国, 福建省, 青茶 Oolong Tea.

重火焙煎 一級 金片単叢 2011年春茶

重火焙煎 一級 金片単叢 2011年春茶

国内の中国茶専門店Cで購入した重火焙煎 一級 金片単叢です。

金片単叢という名前は初めてです。
実際に中国でも知られていないようで、おそらく商品名なのではないかと思います。

福建省龍岩市の茶園のものだそうです。
お店の説明は聞いていないのですが、龍岩市といえば広東省との境目のあたり。
茶葉の状態などから考えても福建省版鳳凰単欉なのだと思います。

重火というせいもあって、かなり黒々とした茶葉です。
形は福建省というより広東省の鳳凰単欉に近いです。
茶葉の大きさはそれなりに大きく、若干砕けが見られます。
艶やかな茶葉で結構綺麗です。

重火焙煎 一級 金片単叢 2011年春茶
鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

鮮やかな赤い水色です。
香りは鳳凰単欉のような花果香があるものの、焦げ臭い香りが強く感じます。
重火というよりも焦げているのでは・・・?と思う感じです。
味はかなり苦みが強く、これも茶葉の苦みではなく焦げた苦みのように感じます。
酸味なども感じますが、喉にへばりつくような焦げ味で麻痺します。
2煎目になって少しは苦みが落ち着いてきたものの、あまり変わらない状態です。

重火焙煎 一級 金片単叢 2011年春茶
蓋碗使用

かなり焦げた感じのある茶葉なので一般的な青茶の半分くらいの茶葉の量で淹れてみました。
薄いオレンジ色の水色で、やっぱり焦げたような香りと味はありますね・・・
焦げた感を除けばイメージ的には嶺頭単欉に近い感じです。

重火焙煎 一級 金片単叢 2011年春茶

葉底は驚く程に綺麗です。
くったくたの葉底で形も砕けが少なく綺麗です。
葉の大きさも比較的揃っています。

やっぱり焦がしてしまっているのではないかと思います。
重火というのとはちょっと違うような。
焦げ臭さや焦げの苦さがなければ相当美味しいお茶だったのではないかと思います。

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