四川省雅安茶厂の事務所へお伺いして譲っていただいた金尖藏茶です。
2006年1月20日に製造(というか出荷?)されたものですが
藏茶なのでこの製造日の時点で5年以上は経過しています。
基本的には康砖藏茶と同じですが
こちらは5gずつタブレットになっていることと
芯の部分、新芽のみを使用して作られています。
そのため、お値段も結構上がる高級品扱いになりますが
本当の意味で高級品かというと黒茶なのでそうではないんですね。
(緑茶の価値観ですからね~・・・)
チベット仏教画なのでしょうか・・・?仏教画の描かれているパッケージになっています。
裏はラサのポタラ宮ですよね。多分。
その宮殿の写真が印刷されています。なかなか派手です。
中はオレンジのケースにタブレットが。
タブレットは1つずつ紙で包装されています。
包装紙には印刷というよりもハンコ?という感じに中国藏茶のマークが記されています。
タブレットは結構固めに緊圧されています。
鑑定杯には3gで統一したいので、一部を削って3gにしました。
透明感のある褐色の水色です。
若干薬のような甘い香りがしています。
味は全体的に丸くて柔らかく、酸味があるのが面白いです。
甘みは十分にありますが、結構さっぱり目な感じです。
それと若干癖がありますね。宮廷普洱茶と似たような感じなんでしょうね・・・
酸味が結構目立ちます。酸っぱいという訳ではないのですが面白いです。
柔らかさと甘さもかなりあります。
抽出時間をかなり長くしたので(10分以上)鑑定杯より濃くなっています。
が、濃い方が美味しいです。
水温が下がってくると殆ど癖が消えます。
これは結構美味しいです。
少し酸味があるのでタブレット型ではない、茎も入ったタイプとは好みの差でしょうか?
但し、2煎目からは酸味も殆ど消え、濃厚な深い甘みと旨みのあるお茶に変化します。
こうなるとかなり美味しいです。
1回目に抽出した茶水と2回目に抽出した茶水を合わせていただくのがお勧めとのことなので
その方法でいくと酸味もそれほど強くなく、旨みの強いお茶になるかと思います。
相当美味しそうですねぇ・・・
見た目だけは紅砕茶みたいな感じですね・・・
黒茶にしてはかなり柔らかく、ちょっとえ?と思う位です。
あまりの細かさに茶漉しが詰まりそうな・・・
飲んでいけばいくほど旨みが出てきて美味しいです。
タブレット型ではない、茎も入ったタイプも美味しいですし
このあたりは本当に好みの差になるのですが・・・
CPではあちらに負けるとはいえ、捨てがたい美味しさがあります。
事務所の方が
高級なのはこちらでも、芽のみなので旨みが弱いなんて感じに話していましたが
いやいやいや、十分濃厚で旨みも十分、甘いです。
1煎目の酸味の違いですかね?そういった意味では宮廷普洱茶と似ています。