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This article was written on 04 12月 2013, and is filled under delicious teas, タイ王国, 青茶 Oolong Tea.

金萱烏龍茶

金萱烏龍茶

タイのメーカーさんAの金萱烏龍茶です。
北部のチェンライで作られたものだそうです。

深緑を基調に明るい緑と茎の褐色が差し込んだ色合いで艶があります。
大きさは比較的小さめですが均一さに欠けています。
たまにかなり大きなものもあれば非常に小さいものもあります。
まれに白毫が確認できます。嫩度はそれなりにありそうです。

金萱烏龍茶
鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

濃い黄色の水色です。透明度は普通といった感じ。
軟らかい金萱特有の乳香があります。
香りの高さや強さは弱めです。
味わいは甘味が強く、旨みもしっかりありますが、肥料味のような。
微かな苦味がありますが、気になるほどでもありません。

2煎目も香りは殆どそのまま。
味わいも苦味が強くなってはいるものの、それほど変わりません。
ちょっと舌にざらつくような感覚はあります。

金萱烏龍茶
蓋碗使用

薄い金色の水色です。
香りは強くはないものの甘い乳香があります。
味わいは甘さ、旨みとありますが弱めです。
ちょっとエグ味のような感覚もあります。
煎持ちも難しいようです。

ちょっと色々試して見たのですが、濃い目に入れると苦味や渋味が強くなってしまって
なかなか難しいかもしれません。(^^;
工夫式で淹れない方がいいのかも。
それか紫砂茶壷とかも良さそうな気もしますが
普段から金萱を飲まない私は金萱用の茶壷とか無いですし・・・
そのうち茶壷が出来たら(そんな日は来なさそうだけど)やってみたいと思います。(笑

金萱烏龍茶

軟枝烏龍茶と同じメーカーさんとは思えないほど違う葉底です。
葉の大きさは小さめですが、これは品種によるものが大きいと思います。
比較的大きさも揃っている方だと思います。
揉捻も割りと均一でちぎれているような状態のものは見当たりません。
枝部分は少なくないものの、硬すぎてどうなの?という状態でもなく
葉の部分は見事に柔らかく弾力のあるものから、かなり硬いものまであります。
全体的に硬さは無いものの、弾力に欠けるといった感じです。

あまり良い評価になっていませんが、金萱烏龍茶の中では結構好きな方です。
というのも金萱烏龍茶自体を私自身が苦手とするので。(笑)
台湾の金萱には良くある着香しているもの。
これは論外ですが、それ以外でも見事な肥料味になっているものが殆どです。
正直、舌がおかしくなってくるのですが、この金萱にはそこまでの肥料味もなく
(きっと化学肥料は使っていないか最小限にとどめているのだと思います)
素直で自然な味わいに近いものでした。
そんな訳でどちらで金萱を買うかと聞かれたらタイの方ですかね?(^^ヾ

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