国内の中国茶専門店Aで購入した陳年祥華鉄観音です。
15年前のものとのこと。
濃い褐色の茶葉です。
大きさは比較的均一で普通サイズといったところ。
粒の重量感もほどほどです。
落ち着いた艶があります。
茎は若干あるものの取り除いているようです。
濃い褐色の水色です。相当火入れは強いようです。
透明度、亮度は充分。
酸味、収斂味が強いようです。味わいは平坦。
香りは火の強い香りと弱い瓜のような青っぽい香りも感じます。
2煎目になってもあまり香りに変化はありません。
味わいはかなり抜けてしまった印象です。
水色は濃いのですが旨みや味わいが消えてしまった感じ。
火入れの強さで持っているのかも。
濃い褐色の水色です。
透明度、亮度は高いです。
火の強い香りで、焦げまではいきませんが、その手前?というレベルのような。
味わいは平坦という印象が変わらず。
酸味と収斂味が強いので軽め軽めに淹れていく必要があるお茶です。
味わいというものに乏しく、正直厳しいお茶かも。
このお茶屋さん、岩茶もほうじ茶?という位に火入れが突出して強いのですが
どうやら作り手のタイプというか、お茶屋さん自身の好みなのかも。
あるいはお手頃価格の茶葉を基本としているので
そういう品質のものを選んでいるのか・・・
(品質が悪いのではなく、大体において強焙煎は軽焙煎より質を隠してくれます)
鉄観音は7煎出ると言われますが(良いものはもっと出ますけど)
3煎を越えると水臭くなってしまって続きません。
これはちょっと。(^^;
火入れの強さか経年の変化によるものか(多分両方)茶葉の形には戻りません。
黒褐色といってよい色の葉底です。
硬い葉ですが弾力はあります。というか、形状的にバネ状態?(^^;
茎はそれなりにあるのですが、やはり少なめ。
もしかしたら老茶用のものではない茶葉を老茶にしたのかも。