台湾の陳文濱老師から譲っていただいた漆陶の茶壷です。
陳文濱老師についてはこちらの旅行記で。 -> 陳老師の工房訪問
青い色彩が美しい茶壷です。
漆陶人として知られている老師は漆を使った作品を得意とされているので
この茶壷表面の不思議な質感もその漆によるものです。
独特の質感が素敵です。
こういった形状の茶壷は大陸では殆ど見かけません。
台湾らしい形だなと思います。
台湾ではこういった新しい形のものか
古い形そのままといった水平標準壷のようなクラシックな形の2つが
好まれているように思います。
大陸では水平標準壷のような昔っぽい形は
輸出、外国人向け以外はあまり見かけないように思います。
とても優しげで柔らかい物腰の陳文濱老師からはちょっと連想できないような
力強さを感じさせる茶壷です。
他の作品もダイナミックなものが多くて驚かされます。
ご本人もお茶が大好きという老師。
蓋碗などもご自身で作られた茶器を使っていらっしゃいました。
良ければオーダーで作ってあげるよと言っていただきましたが予算が・・・(^^;
達筆です。
棚に並んでいた茶壷を見て、譲って欲しいとお願いしたところ
ささっと箱書きしてくださいました。
書のたしなみがあるというのは中華圏では必要な教養なのですが
実際に目の前でこんな素晴らしい字を書いていただくと感動しますね。(^^