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This article was written on 22 6月 2011, and is filled under delicious teas, 緑茶 Green Tea, 韓国.

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雪緑茗茶


韓国の緑茶です。
2011年の時期的におそらく明前茶だと思います。
#韓国でも明前茶とか言うんでしょうか?(笑

あまり知られていないですが、韓国でも緑茶の生産があります。
購入してきてくれた韓国マニアの友人によると日本時代に日本から持ち込まれたという話ですが
これは現地の人が彼女にそう教えたのだと思います・・・(何でも日本にしそう;)
私が知っているのは中国から茶葉が伝来していたという話。
どうやら李氏朝鮮時代の仏教弾圧の際にお茶にも高額の税金がかけられたとか。
お茶は仏教と縁が深いので対象となったのだと思います。
その結果、お茶文化が衰退し、茶外茶(茶葉以外のお茶)が主流となったとのこと。

とまぁそんな感じで、あまり飲まれていない韓国の緑茶ですが
その韓国マニアの友人にお願いして買ってきていただきました。
ありがとうございます~
O’sullocというメーカーのお茶で済州島で栽培されているそうです。
何だか箱が立派です・・・
贈答品なんですね。やっぱり高そう。(^^;

何と中には煤竹?の茶則まで。
凄いなぁ。何だか。

細い縒りでカールしたかのような緩く丸まった形の茶葉です。
全体的に深緑色で、艶があります。
花の香りがします。萎凋香?


鑑定杯使用

結構黄色が強い透明感のある水色です。
中国茶のような豆の香りと花の香りがあります。萎凋香ですね。
甘みと爽やかな苦味があってバランスが非常に良いです。
渋味などは一切感じません。
全体的に柔らかい感じ。


蓋碗使用

予想していたよりも濃い黄色の水色です。
さっぱりしていて甘みも丁度良く美味しいです。
何か中国茶と日本茶の中間のような感じです。
水色から蒸青緑茶にしては薄いけど炒青緑茶にしては濃いなぁと思っていたのですが
お茶の先生に聞いてみたところ両方の製法を取り入れているとか。
(ということは炒め蒸し?)
何か納得です。
中国緑茶は基本的に炒青緑茶、日本茶は蒸青緑茶。
確かに両方の特徴があっておかしくないですね。

葉底は結構面白いです。
葉自体は芯ではなく若葉といった感じで、それなりに大きいですし開いているようです。
というのも葉自体が全体的に切られている状態なので
葉全体の大きさは推測するしかなく・・・
ちぎったみたいな大きさになって日本茶っぽい?(日本茶ってどんな茶殻だっけ;)
何だか不思議な感じで、ポワポワしてます。(笑
綺麗な若草色の葉底で、非常に柔らかいです。
話には聞いていましたが韓国緑茶、美味しいですね。
買ってきてくれてどうもありがとうございました。(^^

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