国内の中国茶専門店Bで購入した雲南紅茶の鳳慶です。
詳しくは聞いていませんが滇紅の発祥地として有名な臨滄市の鳳慶県が産地なのか
鳳慶大葉種を原料としているのか、そのあたりなのかなと思います。
多分両方だと思うのですが。
最近主流の真っ金色の滇紅とは違う黒々とした茶葉です。
若干の金毫が確認できるものの、殆どはそれなりに成長した葉のようです。
黒さの中に艶があり、緩い縒りがありますが、大きさは比較的揃っています。
乾燥茶葉の状態では香りは控えめです。
独特の爽やかな香りです。
清涼感のあるアッサム系独特の香りがあります。
滇紅でここまでアッサムっぽい香りは最近では珍しいですね。
透明度の高い落ち着いた褐色の水色で旨味が強く、さっぱりとした甘味があります。
柔らかい渋味もあり、中国紅茶としては珍しいバランスです。美味しい。
茶樹のパワーが伝わってくるような、力のある旨味があります。
香りは控えめな花香ですが、旨味が深いです。
甘味も程よく、煎持ちも良いですね。
最近の滇紅はとにかく甘い真っ金色のものが多いですが(実は金色滇紅があまり好きじゃないです;)
やっぱりこの位が一番美味しくて後を引くと思います。
力強さを裏付けするかのような、しっかりとした葉底です。
揉み切れているものも多いですが、小さな葉はそのままの状態で残っています。
葉の大きさはまちまちですが、揉み切りした後は割と揃っています。
しっかりとした肉厚の葉ですが、硬いという感じではなく、詰まっているといった感じでしょうか。
分かりやすい金色滇紅もいいのですが、
やっぱりこういう滇紅も美味しいと思います。(^^