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This article was written on 25 7月 2011, and is filled under delicious teas, 中華人民共和国, 福建省, 青茶 Oolong Tea.

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黄金桂


国内のお茶専門店Aで購入した2010年の黄金桂です。
黄金桂は福建省安溪産の黄旦(こうたん)という品種から作られる青茶です。
黄金桂という名前はその黄旦という品種名と金木犀の香り(桂と称します)がすることから。
生産量はあまり多い方ではありませんが珍しいとされるほど少なくも無く
決して美味しくないわけではなくのですが
何だかちょっと評価、価格的にも低評価なお茶です。
最近ではペットボトル飲料の原料としても使われているようです。
中国国内で流通している黄金桂は焙煎されていないものが殆どで
まさに鉄観音と同様に鮮やかな緑の茶葉であることが多いです。
味や香りも同様で、中には黄金桂を鉄観音と称して販売している場合もあるとか。
(鉄観音の方がお値段が高くなるので)
日本に輸入される黄金桂は焙煎されていることが多く、この茶葉も焙煎されています。
全体的に緑がかっていますが焙煎されているので鮮やかな緑ではありません。
ダークグリーンと茶色の部分も混在しています。
包揉はそんなに強くないようです。
葉から取れてしまった茎や砕けてしまっている茶葉が目立ちます。


鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

1煎目は花の香りがします。但し弱いです。
1分ほどすると香りが飛んでしまいました。残念。
2煎目になるとほぼ無臭。
香りの持続性は難しい茶葉のようです。
味は酸味が強く、甘みもそれなりにあるのですが隠れてしまいます。
他にも渋味や苦味が強いです。雑味がありますね・・・
水色は濃い黄色です。透明感は特に強くも弱くもありません。


茶壷使用

金色の水色です。
甘い花の香りがします。が、やっぱり持続しないようです。
甘みと酸味のバランスはなかなか良い感じです。
ちょっと雑味が出ていて後に引っかかる感じがするのは残念。


茶壷使用

ちょっと硬めの葉底です。
気持ち厚みと柔らかさが欲しいなぁというところかな。
雑味に関しては水出しにすれば解消しそうに思います。
ということで夏の水出し茶にしてみます。(^^

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