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This article was written on 05 2月 2013, and is filled under delicious teas, 台湾, 新北市, 青茶 Oolong Tea.

2012年 東方美人

国内の中国茶専門店Dで購入した東方美人です。
石錠で作られた青心烏龍種のものになります。
2012年6月上旬に摘み取られたそうです。

比較的小さめで揃った綺麗な茶葉です。
黒褐色に褐色、赤、白と混ざった色調です。
自然な縒りで小さくまとまったパワーを感じる茶葉です。
軽い果香を感じます。
砕け(茶葉の形状上ある程度は仕方がない思いますが)と異物(ビニール紐の切れ端?)
お茶の蕾(になる前の部分)が確認できます。
小ぶりの白毫で、程よく入っているように思います。


鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

褐色の透明度の高い水色です。亮度も高いです。
花の香りが前面に出た花果香とメントール香で、石錠らしい香りです。
2煎目になると香りは少し弱くなるものの、パフューミーな感じになってきます。
甘さも旨みも強く出ています。若干渋みと青臭さが感じられます。
2煎目には渋みも少し強くなって、メントール香がかなり薄くなってきますが
全体のバランスは悪くないと思います。


蓋碗使用

金色の透明な茶水です。亮度もあります。
どうも異物混入が多いらしく、このお茶を淹れている際にも藁くずのような異物がありました。
たまたまなのでしょうか・・・
花香と薄荷のようなメントール香が感じられます。
ただし、青臭さも微かにあります。
甘く旨みもありますが、なんとなく物足りないような
雑味というか後味が残るような感じです。

普通に柔らかい葉底です。弾力に欠ける感じではあります。
枝に近い茎や蕾部分が思っていたよりも確認できます。
砕けも目立ちます。
一芯二葉の部分は綺麗に残っていますが
それよりも大きい葉の部分はバラバラになって入っています。
機械摘みではないとのことなのですが、それにしてもちょっと・・・?
黒く変色した部分もチラホラ確認できました。
見方を変えれば、この葉底でこの味であればある意味凄いと思います。

普通に美味しいと思うのですが、結構このタイプのお茶では
個人的にかなり信頼していたお店なだけに、評価が厳しくなっているかもしれません。
とはいえ、結構ショックだったりします・・・

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