国内の中国茶専門店Dで購入した東方美人です。
石錠で作られた青心烏龍種のものになります。
2012年6月上旬に摘み取られたそうです。
比較的小さめで揃った綺麗な茶葉です。
黒褐色に褐色、赤、白と混ざった色調です。
自然な縒りで小さくまとまったパワーを感じる茶葉です。
軽い果香を感じます。
砕け(茶葉の形状上ある程度は仕方がない思いますが)と異物(ビニール紐の切れ端?)
お茶の蕾(になる前の部分)が確認できます。
小ぶりの白毫で、程よく入っているように思います。
褐色の透明度の高い水色です。亮度も高いです。
花の香りが前面に出た花果香とメントール香で、石錠らしい香りです。
2煎目になると香りは少し弱くなるものの、パフューミーな感じになってきます。
甘さも旨みも強く出ています。若干渋みと青臭さが感じられます。
2煎目には渋みも少し強くなって、メントール香がかなり薄くなってきますが
全体のバランスは悪くないと思います。
金色の透明な茶水です。亮度もあります。
どうも異物混入が多いらしく、このお茶を淹れている際にも藁くずのような異物がありました。
たまたまなのでしょうか・・・
花香と薄荷のようなメントール香が感じられます。
ただし、青臭さも微かにあります。
甘く旨みもありますが、なんとなく物足りないような
雑味というか後味が残るような感じです。
普通に柔らかい葉底です。弾力に欠ける感じではあります。
枝に近い茎や蕾部分が思っていたよりも確認できます。
砕けも目立ちます。
一芯二葉の部分は綺麗に残っていますが
それよりも大きい葉の部分はバラバラになって入っています。
機械摘みではないとのことなのですが、それにしてもちょっと・・・?
黒く変色した部分もチラホラ確認できました。
見方を変えれば、この葉底でこの味であればある意味凄いと思います。
普通に美味しいと思うのですが、結構このタイプのお茶では
個人的にかなり信頼していたお店なだけに、評価が厳しくなっているかもしれません。
とはいえ、結構ショックだったりします・・・