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This article was written on 01 4月 2013, and is filled under delicious teas, 中華人民共和国, 雲南省, 黒茶 Dark Tea.

2012年 班盆古树纯料谷花茶

C老師から譲っていただいた2012年の班盆古树纯料谷花茶です。
実は名前の無い普洱茶(生茶)です。
というのも普洱茶の先生である老師自ら雲南まで赴き、自分で作ったお茶です。
この名前はその作られた産地と
パッケージにもある「古树纯料」(1本の古樹からしか作られていないという意味)
このお茶が作られた時期が特徴的なため、私の方で勝手に命名しました。(^^;

班盆というのはこのお茶の産地です。
雲南省の西双版纳勐海茶区にある有名な布朗山
その中にある老班章と程近い場所にある村で(どうやら2km位しか離れていないようです)
標高は1700~1900mという場所にあります。
老班章と近いため、非常に環境が似ているということで
今では毛茶(荒茶)の値上がりが激しい老班章よりも同じ品質と風味を持つこの班盆が
最近では注目され始めているような感じです。
班盆は老班章と同様に古茶樹園が知られ
このお茶はその中でも樹齢300年以上の茶樹から作られています。
老師の言葉を借りれば、軽く300年は経過してるよとのこと。(^^;

谷花というのは中国語で言うところの「谷子」の花、つまり粟の花を言います。
雲南は気候が穏やかなため、一般的に言う季節がなく
季節を明確に意識することがないようなのですが、
咲く花の種類によって時期を区分けするそうです。
このお茶は粟の花が咲く頃に摘み取られて作られたお茶で、
この時期に作られる普洱茶は良く谷花茶と呼ばれ、少し別格に扱われます。

このあたりで谷花が咲くのは夏の終わりから秋位だそうです。
ということで、秋茶ということになると思いますが
何故この時期が良いのかというと、春は鮮葉の水分が多すぎて香りが高くでにくく
この谷花の時期のお茶は非常に香りが高く出るとのこと。
確かに老師のところでいただいた際に、その香りに驚きました。

木箱は老師が作らせたそうです。
多分、春節の贈り物向けパッケージ・・・?(もっと豪華?な外箱も付いています)
中には5粒づつ入っています。

小沱の形ではなく、単純に丸めただけの形をしています。
包紙は和紙でできています。

白毫が綺麗な艶やかな茶葉です。
黒褐色をベースに白毫が銀色に光っているような色調で
嫩度はかなり高そう。
改めて見ても丸めただけの形ですね。
もちろん北京の马连道(馬連道)の老師が作ったお茶なので未入倉です。
(去年の秋に作られたものですし・・・)


茶壷使用

金色の美しい水色です。
透明度は高く、亮度も非常に高いです。
まだ1煎目であまり固形茶も開いていない状態なので、まずは様子見ですが
それでも驚くほどに粘性のある茶水で、茶質が良くでているのが分かります。
見事な蜜香で、華やかで軽やかではあるけれど濃厚でしかも高い
驚く位の香りの良さがあります。凄いです。
味の方はまだ抽出が進んでいないにも関わらず、甘く分厚い旨みがあります。
まるで蜂蜜を溶かして飲んでいるような感じです。
ここまでは収斂味も苦味も感じません。

3煎目あたりからぐっと味がでてきます。
柔らかい生茶らしい収斂味と弱い苦味があるのですが
これが後から深みのある甘みとして戻ってきます。
しかも暫く余韻に浸れるような長さもあって、かなり凄いかも。
香りはまさに蜜香。
蜂蜜のようなお茶ですね。
ここまで見事な蜜香は普洱茶以外でも滅多にないです。

煎持ちも非常に良く、甘さがずっと続いたまま2日間・・・(^^;

葉底が凄いです。
綺麗な若草色の葉底ですが、今までに無い柔らかさ。
フカフカ、クタクタでここまでのものは初めてかもしれません。
というのも、茶葉を広げたくて広げるも柔らかすぎて破れてしまいます。
(私ががさつだから・・・?)
雨の少なくなる秋時期の葉底は通常茎の部分が少し硬くなるのですが
このお茶には全くそれがありません。
むしろ春茶よりも全然柔らかいです・・・

あんなに沢山あった葉底のうち、破れずに広げられたのはこれだけ。
基本的に一芯二葉で摘み取られているようです。
葉脈がはっきりと現れていることから古茶樹であろうことが分かります。
葉の形は老班章に似ていますね。やっぱり近いからでしょうか?

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