メーカーさんEの蒙顶石花(蒙頂石花)です。
3月29日の茶摘みです。
産地は蒙頂山茶区の標高1200m付近の茶葉を使用しています。
伝統的な製法によるものです。
艶のある深い若草色の茶葉です。
大きさは均一、砕けも確認できません。
嫩度は高く、一芯一葉で揃っていて、白毫が所々に白く残っています。
清涼感を感じさせる爽やかな香りがあります。
薄い黄色の水色です。亮度も高く、透明度も白毫が無ければ相当高そうな感じ。
(写真は黄色がかなり強く出てしまっています。補正していないので;)
蘭香と豆香が高く出ています。持久力もあります。
味わいは爽やかな甘味とすっきりとした心地の良い苦み(とはあまり感じないかも)
複雑なミネラル感とバランス良く合わさっています。
去年よりかなり出来が良いというか、好みの味わいになっています。
余韻も長く、回甘が強いのも印象的です。
透明度の高い金色の水色です。亮度も非常に高いです。
すっきりとした豆香と花香が高く心地よく出ています。
味わいはすっきりとした甘味でありつつも、喉にへばりつく様な蒙頂山独特の甘味もあり
複雑でしっかりしたミネラル感、爽やかで心地の良い苦み、強い回甘が見事です。
甘露がキャラメルビスケットとしたら(そういう感じがするんですね)
石花は柏餅のような爽やかさと甘さを兼ね備えている感じがします。
ふくよかな若草色の芽で構成されています。
艶もあり、大きさも均一、とても美しい葉底です。
柔らかさもしっかりありつつ、弾力が非常に強くて
元の茶葉の品質も相当に高いということが分かります。