インドネシアのメーカーさんAのインドネシアの烏龍茶です。
インドネシア・ジャワ島西部にあるBogor(ボゴール)という都市の南、40kmほどの場所にある
山岳地帯の原生林を開拓した茶園で10年ほど前から台湾・凍頂から技術協力を得て作られているお茶です。
台湾式のせいか茶葉は丸い半球形です。
爽やかな草の香りがあります。
茶葉の大きさは比較的大きく、しっかり包揉されています。
茎があるのが台湾茶っぽい印象。
深みのある緑の茶葉で細かい艶があります。
透明度の高い濃い黄色の水色です。
香りは独特のちょっと納豆の様な香りがあります。
強くはないのですが、この時点では微妙な・・・(^^;
焦げたような香りが微かにあります。
1煎目は香ばしさのある苦みが印象的な味です。
若干焦げているような味です。
旨味はそれなりに感じられますが、甘味は少な目。
2煎目は苦みに加えて渋味も感じられます。
旨みはかなり少なくなってきているような感じ。
香りと味の持久力は低めのようで、2煎目は失速してしまっているような感覚があります。
金色の透明度の高い水色です。
青っぽさのある草の香りと焦げのような香ばしさがあります。
かなりさっぱりとした味で、うっすら旨味と甘味があります。
2煎目になると茶葉が開いてきて異臭のような発酵臭が出てきてしまいます・・・
多分、納豆臭さだったものと同じですね。
味もエグ味がでてきます。ちょっときつい。(^^;
煎はあまり続かないようで4煎目からかなり香り、味共に感じられなくなります。
葉底は予想外に綺麗です。
一芯二葉で摘まれているようで大きさも揃っていて艶もあり、全体的に柔らかいです。
ただ、一部にえ?と思うほど固い葉が入っていたりします。
葉の砕けも少なく、発酵は浅めなのか深緑の綺麗な色をしています。
凍頂烏龍茶っぽいですね。
まだまだ発展途中といった感じのお茶です。
葉底の美しさから見ると、かなり期待大といったところではないでしょうか?
今後に期待したいですね。