欧州系のお茶専門店Aで購入したOPIUM HILLというタイの青茶です。
その名の通り、過去に芥子栽培をしていた丘(山?)で栽培されているお茶とか。
タイは意外なことに半発酵茶の生産が行われている場所で、しかも結構評判が良いとか。
過去に台湾からタイに移住した人々がお茶の生産を始めたそうで
台湾系の作り方をされているようです。
そんな話を少し前に聞いていたので試してみたく、購入しました。
半球形の茶葉です。
茎はどうやらそのままのようです。
甘い花の香りがする艶のある綺麗な茶葉です。
全体的に落ち着いた緑色をしています。
団揉の感じが台湾っぽいですね~
濃い目の黄色の水色です。
透明感はかなり高いです。
香りはマンゴーのような果香から花香りに変化します。
結構香りが強いというかパフューミーな気が・・・
これはこの茶葉がというより、このお店の好みなんでしょうね。
このお店の茶葉は結構この香りの系統が多くあります。
爽やかな甘みと強い酸味があります。
酸味といっても尖った感じではなく、柔らかい感じです。
収斂味もあり、味に深みを出しています。
印象としてはドライマンゴーみたいな味のバランス。
煎持ちは良さそうです。2煎目になって急に味が落ちるなどはありません。
面白くて美味しいです。
中国茶とも台湾茶とも広東青茶とも似ているけど何か違う。
でもこれはこれで美味しい。といった感じ。
若干イガらっぽさはあるものの、パフューミーな感じは大分抑えられていて
かなり丸く柔らかい感覚になっています。
渋味も酸味も良いバランスになっています。
葉底。綺麗です。
しかも肉厚で柔らかいですね~。手触りも良くていい感じ。
若干砕けている部分もありますが、殆ど無いと言って良さそうな比率です。
艶もあってきれいです。
CPで言えば結構どころか全く良くないのですが
きっと同等の茶葉を別ブランドなり別のお茶屋さんから購入すればそれほどでも無いでしょうし
タイで購入すれば全然良くなるんではないかなと思っています。