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This article was written on 21 5月 2014, and is filled under Tibetan World, Travel, チベット自治区2013.

タシルンポ寺(扎什倫布寺)

タシルンポ寺(扎什倫布寺)

早朝にラサを出発してシガツェへ。
午後もそれなりの時間になったころ、ようやくシガツェへ到着しました。

当初、成都の旅行会社から提案されたスケジュールではギャンツェを先に訪問して
夜にシガツェへ入って宿泊、観光するとなっていたのですが
ガイドさん曰く、ラサからギャンツェへ向かう途中の標高5000m超えが
高山病を悪化させてしまうので逆の方が良いとのことで、シガツェへまずは来ることに。
(私は何とか順応していましたが、家人が高山病状態でした・・・)

シガツェの街中に入ってそのまま、まずはタシルンポ寺(扎什倫布寺)へ向かいます。

タシルンポ寺(扎什倫布寺)

お寺の周囲、日本であれば参道とも言うべき場所には市場が出来ています。
といっても生活に密着した市場ではなく、完璧な観光用お土産屋さん市場でした。
ということで食指が動かず。(市場は地元密着型が楽しいのです)
まぁ面白いといえば、観光用お土産屋さんといっても外国人相手のものではなく
おそらく同じチベット文化圏から巡礼に訪れる人たち向けのものなので
仏教用具や洋服や雑貨、民族衣装(っぽいもの?)、微妙な子供向け玩具などが並んでいます。
何だか子供の頃の縁日を思い出すようなラインナップでした。(笑

タシルンポ寺(扎什倫布寺)

境内はカランとした明るい雰囲気の場所でした。
何となく今までのお寺は粘性のあるような生命力を感じるような場所だったのですが
(通じますかね・・・?^^;)
ここは明るいカラっとした、でも寂しい感じではなく生命力に溢れているような感覚です。
まぁ要するに明るくて心地の良い場所でした。

タシルンポ寺(扎什倫布寺)

ここでも白い壁の僧坊が並んでいます。
綺麗に掃除、整頓されていて、心地良いです。

タシルンポ寺(扎什倫布寺)

観光客は殆どいない状態で、すれ違うのは緋色の服を着たお坊さんたちのみ。
また子供から青年、お年寄りまで様々です。
どうも日本のお寺とは感覚が違って、共同生活の場としての意味合いもあるのかなぁと。
規律も日本のように修行といった感覚ではなく、遊びがあったりと楽しそうですし。(^^

タシルンポ寺(扎什倫布寺)

尼色日山の中腹にあるため、山門を抜けてからずっと上りです。
やっぱり標高は高い(3840m)ので、ゼーハーしながら進みます。
高地順応していても、キツイです。(^^;

タシルンポ寺(扎什倫布寺)

ここでも建物内は基本的に撮影禁止ですが、撮影料を払うと撮影可能になります。
料金は部屋ごとに違っていて(そして部屋ごとに課金されます)
おそらく重要度によって価格が変わっている模様・・・

タシルンポ寺(扎什倫布寺)

これ、バターで作った金剛鈴です。金属じゃないんですね。
バターとツァンパ(はったい粉)を練って作ったものなんだそうで
その細工の細かさに驚きました。
しかも綺麗。

タシルンポ寺(扎什倫布寺)

外ではまだ幼いお坊さんたちが藁で何か作っていました。
結構みんな真剣で真面目です。
偉いですね〜(^^

タシルンポ寺(扎什倫布寺)

こちらは外壁塗装中。みなさんお坊さんです。
着替えて塗装作業をしているそうです。

ここに限らず、ポタラ宮もみんな自分たちで塗り直しを1年に1回(だったかな?)するそうです。
ポタラ宮は市民のみなさんのボランティアなんだそうですが
こういった寺院は住み込みのお坊さんたちが自ら行うんですね。
和気あいあいとふざけながら作業をしていて、なかなか楽しそうです。

タシルンポ寺(扎什倫布寺)

空気が薄くて結構歩くだけで大変なんですけど
何とも美しい生命力に溢れた境内が心地よくて
時間が許せばもっとゆっくりしていたかったなぁと思う場所でした。

タシルンポ寺(扎什倫布寺)

シガツェの空も美しい青です。

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