青蔵鉄路の支線と付かず離れずの道を数時間。
シガツェへと向かいます。
西チベットならではの景色が続いていて、地球って何て様々な景色があるのだろうと
改めて実感させられるような体験でした。
草木の少ない荒野が続いていても変わらずにあるのが水。
荒野を見ていると水も少なそうな感じなのですが
(実際、湿度は殆ど無くて乾燥が激しいのです)
水が豊富でしかも美しいです。
最近は中国の高速鉄道などに乗車するとチベットのミネラルウォーターをくれたりしますが
(一等車座席の場合だけだったかな?)
納得するほどに美しい水が豊富にあります。
世界の屋根とは良く言ったもので、ここから各地に水が流れていく起点なんですね。
この、道と平行しているのはヤルンツァンポ川(雅魯蔵布江)です。
この川、インドまで続いているそうです。
インドでブラマプトラ川となり、インドのアッサムを通って
ガンジス川と合流、ベンガル湾に出るとか。
凄いですね。大河の起点近くまで来たんだなぁとちょっと感動。(^^
しかし、水が豊富とはいえ、先に言ったように乾燥が凄いです。
湿度0%に近いんじゃないかなぁと思うほどで
風も強いせいで、砂嵐と呼べそうな砂煙が凄いです。
目なんて開けていられないほど。
(しかし、チベット人のみなさまは結構平気で歩いてる・・・)
この川の水でたくさんの人々や動植物が命をつないでいるんだなと思うと
西チベットが神の国と言われる理由の1つが何となく理解できた気がします。
日本の河川も美しい場所がたくさんありますが
それらとは次元の違う美しさというか、神聖さというか、何だかそんな感覚を感じるようでした。