もう1つ訪れた土楼がこの和贵楼(和貴楼)です。
云水谣古鎮からちょっと距離があるので、歩いて行くとちょっと大変かもしれません。
とはいえ、云水谣古鎮もそうですが、交通機関が充実しているとは言えないので
このあたりを訪れる際には車があった方が良いと思います。
乗合バス的なものはあるようですが(和贵楼に行くのがあるかは不明です)
バス利用だと相当な時間はかかりそうです。
実際、訪問者は殆ど自家用車使用のようでした。
清代の雍正10年に建てられたという200年は経過している土楼だそうで
とても保存状態が良く、綺麗にされていました。
円形ではなく方形の土楼で5階建て
各階は28部屋、全140室の大きな土楼です。
木材には松が使われているそうで、何度かあった地震にも耐えたとのこと。
こちらも入場料を払って中に入ります。(100元位だったような)
観光客が入れるのは1階部分のみというのは怀远楼(懐遠楼)と同じです。
上の階は住民が今も普通に暮らしていて
洗濯物などが干されているのも見えたりします。
見たところ、旅館にはなっていない様子。(ちゃんと確認してはいませんが)
お土産屋さんが並んでいるのも怀远楼(懐遠楼)と同じですが
こちらの方がアクセスが悪いということもあってか
気持ち控えめな感じです。
観光客も怀远楼より少ないですし。
でも保存状態というか衛生状態はこちらの方が良さそう。
木材の使い方がとても美しくて
ちょっとした梁の部分などが素敵なのが印象的でした。
決して装飾的ではないのですが、シンプルながら
機能美というような美しさがあります。
個人的には円形の怀远楼のような土楼の方が土楼らしいと思いますが
建築物の美しさとしては、こちらの方が好きですね。
云水谣古鎮に行ったということもあって
有名な土楼の訪問はしなかったのですが(これらも有名ではありますがレベル違う)
それらと比べて交通の便が圧倒的に悪い土楼で
オフシーズンでもこれだけ観光客が来ていて・・・とか色々考えると
やっぱりそっちには行かなくてよかったかなというのが正直な感想です。
まだ云水谣周辺は素朴さが残っているように思いますし
これ以上観光地化された場所にはあまり惹かれないのですよね。(^^;
まぁ結論としては土楼観光は宿泊する方が絶対にいいですね。