午後は大昭寺を見学しました。
日本ではジョカン寺と呼ばれる方が有名なお寺で、ラサへの巡礼者たちの目的地なんだそうです。
宿泊しているホテルのあるバルコルもこの大昭寺を取り巻く地域にあり
滞在中はいつも巡礼者の人たちで賑わっていました。
入り口のところにはそういった巡礼者が五体投地しています。
普通にここまできて入口前で何度も五体投地する巡礼者がほとんどですが
(普通に歩いた分、まとめて五体投地しても良いらしいです・・・)
中には本当に凄い距離を五体投地でここまで来たんだなと分かるような巡礼者も。
相当な苦労があったと思います。
特に宗教に帰依していない私でもその姿には心を打たれます。
お寺の内部は基本的に撮影禁止です。
(お金を払えばOKなのかもですが・・・)
中は荘厳で美しい綺麗な空間でした。
巡礼者のみなさんの熱意に押され気味で見学・・・(^^;
ひと通り見学して外へ戻ってくるとこんな空間もありました。
沢山のバター灯(チューメ)があります。
係の人がその火が消えないようにバターを継ぎ足しています。
聞けばお布施としてバターを収めることもあるそうで
チベットの人たちの生活にいかにバターが重要かということを実感しました。
ちなみにこのバター、私たちが普段使用しているバターとは違います。
ヤク乳から作られているというような原料的な違いではなく
そもそも製法が違い、インドのギーと同じバターオイルに分類されるものです。
発酵バターを精製しているため常温保存が可能になっています。
独特の香りと味わいは原料の違いだけではないんですね。(^^