羊卓雍錯(ヤムドク湖)を発ってラサへ。
途中、標高4750mの甘巴拉(カンパラ峠)を通ります。
タルチョの塊?こんなに?と感心する位に大量のタルチョ。
タルチョというのは青・白・赤・緑・黄の5色で構成された伝統的な祈祷旗で
それぞれの旗には経文や馬の絵などが印刷されています。
ガイドさんの話ではこの印刷は木版印刷が主流なんだとか。
主に峠や川など「境界」と見なされるところや風の強い場所に配置するとかで
風が吹くたびに印刷された経文を唱えたことになるとか。
他にも峠はチベット仏教的に長くいると身体に差し障りのある場所とされているため
こういったタルチョを飾るんですよということも言っていました。
カンパラ峠から見下ろすヤムドク湖。
本当に美しいです。
瑠璃色というのはこういう色なんだなと改めて納得。
遠くの山々も雪が白く光っていて神々しく見えます。
ヤムドク湖でも相当に風が強かったですが、カンパラ峠も相当に強いです。
うっかりするとよろめいてしまう位の強さ。(^^;
でもお天気が良くて本当に良かったです。絶景。
峠の反対側、ラサ方面はこんな感じ。
スケールの違う、大陸の大きさを感じさせるような景色です。
やっぱり道は相当に綺麗。
中国政府の西チベットへの力の入れようが分かるってものですね。
少しは東チベットの汶川とか整備してあげようよ・・・と思ってしまいました。
いや、あそこは本当に凄い悪路です。
あの場所で生活をしている人たちのためにも、ちゃんとやって欲しいなぁ・・・
峠を過ぎて数時間、段々と民家が増えてきました。
この写真にはありませんが、基本的にどの家も中国国旗、五星紅旗が掲げられています。
何だかそれが逆に白々しくて変な感じです・・・
聞けば五星紅旗を飾らないと色々と面倒なことになるんだとか。(-_-;