ギャンツェでは白居寺を見学。
白居寺というのはもちろん中国語。
日本語に直すとパンコル・チョーデとかバンコル・チューデ
パルコン・チューデ、パンコル・チョルテン・・・
一体どれが正しいのか?という状態ですが、きっとどれも違うんだろうなぁと思います。
実際にカタカナ表記されていると、チベット語に限らずですが
全然違うよねぇというのは良くある話で
バター茶を作るドンモも日本語ではドンモで統一されているようですが
実際に現地でドンモといっても通じず、ドゥンみたいな発音でしたし。(^^;
このカタカナ表記、逆に現地に行くと困る場合が多いと思うのは私だけでしょうか?
それと中国紹介時の日本の漢字に直されてしまっているガイドブックとかも困るんですよね〜
簡体字の国で見せても通じない人も多いですから。(タクシーなんかは結構全滅)
ギャンツェ・ゾンの麓にある白居寺、とても明るい雰囲気の場所でした。
荒涼とした岩山が後ろに控えているのですが
何となく温かみを感じるような雰囲気の場所で
何だか居心地よいなぁと思ったのを覚えています。
建物のスケールが今まで見てきたお寺が小さいという訳ではないのですが、
白居寺は特に大きく感じるような、奥行きを感じるような印象で
中には大きな広間もありました。
お坊さんたちが修行するための広間で、荘厳で壮大。
実に美しかったです。
7m位もある釈迦牟尼像や菩薩像なども壮観です。
ここにはチベット最大の仏塔があります。
パンコル・チョルテンとかギャンツェ・クンブムとか言われていますが
実に見事な美しさです。
大きさもさることながら、岩山を背景に白く浮かび上がるように建つその姿はまさに圧巻。
空の青さがまた素敵で、心を打たれるような美しさがあります。
何だか派手さがそれほどなくて、何となく落ち着いているような雰囲気。
境内には犬がたくさんいて、そこも何だか心地よいです。(^^
すぐ後ろはギャンツェ・ゾンです。
どうやって上がって行くんだろう?と思うような岩山の上にあります。
ギャンツェ・ゾンを眺めるための公園が白居寺を出てすぐの場所にありますが
実際にゾンへ入ることはできません。
どうやら昔は入場できたらしいのですが、
現在は共産党の幹部にお友達がいないと無理みたいです。(笑
観光客は入場できないのですが、綺麗にメンテナンスはされているようですね。
(望遠レンズで撮影)
ゾンからはギャンツェの街が一望できるそうで
上れないというのはちょっと残念ではありますけど
観光客目当てに修復という名のピカピカ再建築をされるよりはいいかなぁと。
本当に中国政府のピカピカ再建築は酷くて
万里の長城で多くの人が行きたがる八達嶺なんて目も当てられないです。
あれ、別モノですって。(^^;
ここはそのまま、ずっと地元のみなさんが大切に守っていって欲しいなと思います。