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This article was written on 15 5月 2014, and is filled under Tibetan World, Travel, チベット自治区2013.

青蔵鉄路 支線

ラサ郊外

朝ごはんをしっかり食べたあとはシガツェ(日喀则・གཞིས་ཀ་རྩེ)へ向けて移動。
ラサを離れてそれほど経たないうちに、こんな素晴らしい景色が。
意外と予想していたよりも草木が多いです。
(後でわかったことですが、本当に場所によっては何もない荒野だったりします。)

シガツェへの道は基本的に綺麗に舗装されていました。
東チベットのあの悪路が嘘のように綺麗です・・・
観光地として力が入っているという差なんですね。きっと。(^^;

ラサ郊外

興味深かったのがこれ。
(写真をクリックすると大きな画像を見ることができます)
民家の近くの崖のような場所に必ずといって良いほど書かれている「ハシゴ」。
ガイドさんに聞いたところ、天国に行けるようにハシゴを書いているんだとか。
なるほど。

ラサ郊外

チベット式の住宅を眺めながら先に進みます。
結構綺麗なお宅が多いです。比較的新しいような・・・
意外と東チベットより裕福な人が多いのかも。
(東チベットはバラック状態の家も少なくないです;)

青蔵鉄路 支線

しばらくすると道路に平行して線路がはしっています。
聞くと青蔵鉄路の支線、シガツェなどを経由してネパールまで延長するために
まだ工事をしているのだとか。
シガツェへの道の半分弱位は既に線路ができていたでしょうか?
工事中といえども、資材を運ぶ列車が時折走っています。

青蔵鉄路 支線

ガイドさんの話では、チベット人のみなさんは概ねこの鉄道に関しては
歓迎していないようです。
中国がチベットの資源を運び出すために作っているんだと話していました。
多分そうなんだろうなと私も思います・・・
観光で行く分にはとても楽しい青蔵鉄路ですが、ラサまでで十分。
いや、彼らにとってはラサまでだって必要なかったのかもとも。
とはいえ、実際にチベットのみなさんの足となっている現実もあります。
今や巡礼や出稼ぎ(青海省あたりからラサへ出稼ぎは良くあることなんだそう)へ移動するのも
バスだけでなく青蔵鉄路を利用する人も多いんですよね。
もちろん、漢民族の出稼ぎや移住も増えているそうです。

そもそもチベットは中国だったのか?ということは否と考えますが
現状を考えるととても難しい問題です。

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