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This article was written on 16 6月 2014, and is filled under Tibetan World, Travel, チベット自治区2013.

青蔵鉄道 ラサ- アムド

西藏鉄道

念願の青蔵鉄道の車窓は本当に素晴らしい景色でした。

ラサ駅の標高は3641mですが、青蔵鉄道沿線の中では決して標高の高い場所ではありません。
発車して割りとすぐに通過する羊八井で4306m。
どんどん標高が上がっていきます。
それに比例するように景色も目まぐるしく変わっていきます。

西藏鉄道

この旅を計画する際に行きに青蔵鉄道に乗車するか
帰りに乗車するか悩んだのですが
まだ訪れる予定の場所があったりする関係で
行きを飛行機、帰りを青蔵鉄道に決めました。
行きを鉄道にした方が高地順応しやすいんじゃないかなと
(一気に高地にいかないので・・・)
何となく思っていたのですが、
実際には行きに青蔵鉄道で入ると、かなりの確立で高山病になるそうです。

西藏鉄道

というのもラサは標高が低い街の部類に入るんですね・・・(^^;
途中の標高4000m超えの地域が24時間近く続くのですから
これで高山病になってしまうとか。
唐古拉峠では標高5000mを越えますし、青蔵鉄道自体の平均海抜は約4,500mです。
行きは飛行機で一気にラサまで行って順応してしまった方が楽なんだそうです。

西藏鉄道

高地順応済の私でも途中で何となく頭痛がしてきましたし
(しかし車内の酸素吸入器は故障していたという;)
高山病と風邪を併発していた家人は気絶寸前まで悪化していたようです。
ちなみに乗っていた車両は暖房が殆ど効かない状態で(故障してた?)
コンパートメントの目の前の窓が壊れていて半開きになっていたという
気圧調整関係ないじゃん!という状態でした。
きっと運ですね。(^^;
噂では北京行きの車両が綺麗なんだそうですよ。

西藏鉄道

飽きることがない位に素晴らしい景色で
しかも目まぐるしく自然環境が変わっていきます。
一面の雪景色になったと思えば、湿地帯のような場所もあったり
地球ってすごいと心の底から思えるような景色です。
そして雲が低いんですね。

西藏鉄道

これはどうやら線路の監視をしている人のようです。
一定間隔でそういった感じの人が見られます。
これはテントになっていますが、小屋だったり
なかには猛者もいて毛布とバイクで寝てたり・・・(^^;
大抵みなさん昼寝しているようですが
これって現地の雇用対策でもあるんですかね?

西藏鉄道

途中で停車したナクチュ(那曲)駅です。
標高は4513m。
意外と人の乗り降りがあるんですね。
ラサへ用事があって行っていた人たちでしょうか?
西藏鉄道は観光というだけでなく、人々の生活の足にもなっているのだなと
何となく納得。

西藏鉄道

ナクチュ(那曲)駅を過ぎてしばらくすると美しい湖が。
錯那湖(ツォナ湖)のようです。
標高4594mにある世界で最も高所にある湖で、また本当に美しい。
そして雲が低い・・・

西藏鉄道

かなり大きな湖で、それなりの速度が出ているはずなのに
しばらく湖が続きます。
チベットって本当に水が綺麗ですね。

西藏鉄道

同じ湖なのに場所によって表情が全然違います。
明るい清らかなところもあれば
暗くて自然の厳しさを感じさせるような場所もあったり。
スケールが違いますね。本当に。

西藏鉄道

標高が上がってきたのか、場所によってなのか
湖の端のほうが凍り始めていました。
11月のこの時はまだ秋でしたけど、これから厳しい冬になるということなんですね。

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