人影は少ないものの、ずらっと茶商さんや工房が入った建物が並んでいます。
普通に考えたら潰れそうな位にお客さんも誰もいないのですが
殆どが対業者向けであったり、他都市にある支店の発送拠点であったりします。
あとはたまに来る観光客向けに小売もするという感じでしょうか?
地方ということもあって地代も安いのでしょうね。
どの店舗も店構えが広いのが印象的でした。
それと品揃えが結構豊富。(笑
ちなみに価格の程度は不明です。
この宜興に限らず、友人かそうでないか、お得意様かどうかなどで
価格が大幅に変わるのは中国の問屋では普通のことなので。
作家さんの工房もちらほらあります。
割と茶商さんが並んでいる地域には少なく
工房は工房で固まっている場所もしっかりあります。
それについては、また後日にエントリするとして・・・
で、この茶商さんたち。
どうも各作家さんとの窓口の役割も果たしているようです。
茶商さんによって強い作家さんが決まっていて
@@さんの作品は@@さんに聞けみたいな感じのようです。
で、ここに親友は家族と一緒、親友の友人も家族というような
中国独自の感覚が加わると一大ネットワークになるんですね。
素晴らしい。(笑
日本人である私もその恩恵に与れるのもHさんのおかげだったりします。
感謝。
ちなみに作家さんの新規開拓も熱心にしています。(特にHさん・・・)
彼の紫砂についての審美眼、品質を見極める眼は確かなのですが
その彼が才能がありそうとか、良さそうと思った作家さんの工房に
足繁く通っているようです。
こういう地道な努力と姿勢はすごいと思います。
これらの茶商さん。出荷拠点でもあるので、紫砂以外にもいろいろあります。
一般的な茶器もたくさんありますし、中でも見事なのは竹細工系。
竹の茶盤などは台湾、大陸共に色々見てきましたが
かなり素晴らしいと思う品質のものがたくさんありました。
しかも、結構デザインも垢抜けていて良い感じ。
自分用に重いにも関わらず頑張って持ち帰りました。(^^;
また、黒茶などもおっ?というのがたくさんありました。
一通り見せていただいたのですが、なかなか楽しそうなお茶がたくさん。
次回行くときにはこちらもじっくり確認してみたいと思います。(^^