お昼ごはんを食べたあとは一応上海のお茶スポットも行っておこうということで
上海大宁国际茶城 (上海大寧国際茶城)へ。
上海大宁国际茶城 (上海大寧国際茶城)
上海市闸北区共和新路1536号(近洛川东路)
021-66305888
地下鉄の駅から歩いていける距離にあるので便利です。
しかし、毎度のことながら上海のお茶市場って小さい・・・(^^;
天山茶城よりは大きいですが、小さいなぁと思ってしまいます。
でも、大きすぎる広州や北京の茶市場は、
あれはあれで慣れていないと購買意欲が削がれるほどの規模なので
むしろこの程度がいいのかもですね・・・(笑
上海近郊(というには距離があるけど)の緑茶が多いのが特徴的です。
他にも茶器などの品揃えが他の都市とはちょっと違います。
良く言えばスタイリッシュ。
悪く言えば使えない。(というか、美味しく淹れられないでしょう的な)
やっぱり上海はファッションの街なんだなと改めて思ったのはこの時だったかもしれません。
茶葉は比較的普通のお値段だったように思いますが
そういった不思議茶器の価格がまたオカシイ。(笑
器ってどんなに形を変わったものにしても、品格のない素材作りと造形をしてしまっては
全て台無しになってしまうんですよね。
上海に限らず、中国では良く見られるのですが、
器の制作に長い歴史を持ちながら、一度文革などで途絶えてしまったせいか
本来、器や素材に必要な基本ルールというものが失われてしまって
(実は結構細かくあるんですよ・・・白磁も白ければ良いという訳ではないんですね)
品格のない、単なる昔の模倣品というものがとても多いです。
作り手も使う側も知らないんですね。
でも高額な価格が付けられていて
器を知っている日本人からしたら失笑モノというものはとても多いです。
で、こういったものが凄く多いなぁというのがこの茶城の印象です。
中には本当に1〜2店舗ですが、良い器を扱っているお店もありましたが・・・
そういった質や造形の甘い茶器を使っても美味しくお茶が淹れられないことは多いです。
やっぱり素材が不十分だったり、造形が甘いということは余計な形状をしている訳で
不思議なことに本当に変わります。
ただし、美味しく淹れられる茶器が全部高額なのか?というとちょっと違って
紫砂は素材の問題があるので(採掘井が閉鎖されてしまって土が高額になっているとか)
安価なものは大概全滅ですが、陶磁器は価格ではないです。
安価な蓋碗でも狂いのない造形をしているものは結構ありますし、美味しく入ります。
奥が深いですよね。(笑
この茶城は結局見学のみで何も購入せずでした。(^^;