老師の製茶を見学させていただくことが目的だったというのに
実際にご本人にお話を伺ってみると
俗にいう杭州(市街地)からは車で片道3〜4時間はかかるという・・・
やっぱりというか何というか。
何となくそんな気はしていたので事前に老師に連絡してくれていた親友に
(老師はアナログなので連絡するのが大変;)
遠いんじゃないの?と何度も確認していたというのに
大丈夫だよとしか答えていなかったという。
相変わらず段取りの悪いというか、中国らしいというか。(^^;
この後、四川に向かう予定が入っていたこともあり断念。
で、老師の所に質問しに来ていた茶農家さんの村を訪問させていただきました。
これもまた遠い・・・
途中は車ごと落下するんじゃないかという山道を通ったりしてようやく到着。
なんとものどかで綺麗な村でした。
この茶農家さん、村に1件だけある食堂も営む兼業農家さんでした。
外見はとても食堂に見えないお店ですが(単なる民家にしか見えない;)
製茶の時期はみんな忙しくて混みあうのだそう。
お昼に到着したところ満席でした。(8席しかなかったけど)
ご自宅のダイニングに案内していただき、
まずは見学する前に、お昼食べてってとごちそうになったのがこちら。
田舎だから絶対に量が凄まじいはずと、兄2号と
「たくさんいらないから!」
と何度も念を押して、しぶしぶ3皿に抑えていただきました。(^^;
まずは鮒のスープ。絶品でした。
このあたりでとれる野生の鮒だそうで、店主自ら釣ってきたのだそう。
中国では出産したばかりの女性は鮒のスープを食べる習慣があるという場所もあるほど
とても滋養のある優しい料理として知られています。
臭みも全くなく(中国の川魚は大概臭みはないです)、本当に優しい味で美味。
次は山菜の炒めもの。これも自分たちで採ってきたものだそう。
山菜というと日本の味付けしか馴染みがないのですが
以前食べた武夷山の山菜といい、中華料理の山菜も本当に美味しいですね。
カリフラワーの炒めものも美味。自家製だそうです。
美味しい食事をごちそうしていただきました。感謝。
やっぱり山の食事は美味しいと茶産地に行く度に思います。(^^