翌日は春節の最後、元宵节(元宵節)でした。
(2014年2月の話です・・・)
元宵節というのは旧暦1月15日、この日をもってお正月が終わります。
ホテルそばにある稻香村では朝から行列が・・・
というのも、この日は元宵や湯圓を食べる習慣があります。
その元宵(湯圓も)を買いに近所の人達が行列しているんですね。
稻香村というのは北京でも老舗のお菓子屋さんです。
ガイドブックにも掲載されていますが、市内に100店舗以上あるので
街を歩いていると大概通りかかります。
(わざわざ行かなくていい感じにあります)
簡単に言ってしまうとお菓子屋さんなのですが
ちょっとしたお惣菜やお酒などもあって(お店によるかも)
意外と使い勝手がいいんですね。
私の場合はお菓子よりお酒を買い込んだり、ついでにお惣菜とかかも;
この元宵、または湯圓ですが、どんなものかというと
餡入りのもち米から出来たお団子です。
写真のように茹でていただきます。
北京などの北方は元宵、南方は湯圓を食べるそうで
見た目は同じように見える2つですが、実は作り方が違うそうです。
というのも湯圓は白玉団子を作るような感じで
生地(というのか?)を作ってから餡を包んでつくるそうですが
元宵は丸めた餡を石臼で引いた米粉の上で転がして
米粉をまぶして作るのだそうです。
兄たち曰く、昔は石臼も米粉も良いものじゃなかったので
とても硬くてボソボソしていて、美味しいものじゃなかったとか。
最近は南方の湯圓も北京で売られるようになったし(こっちの方が美味しいそうな)
昔よりもずっと食材の質が良くなったから元宵も美味しいよとのこと。
湯圓は食べたことがあるけれど、元宵は無いという私のために
夕食後(兄宅で普通にご馳走になっていました;)に
昼間、奥さまと小学1年生の息子ちゃんが作った元宵を。
(そもそも湯圓は1年中売っていますが、元宵は基本売っていません)
実際、奥さまが昼間、稻香村で買ったという湯圓と食べ比べをしたのですが
柔らかさといえば湯圓の勝ち。
でも、素朴さとか、しっかりとした美味しさが元宵にはあるんですね。
どちらも美味しいけれど、私は元宵の方が好きだったりしました。
特にわざわざ作ってくれた元宵は格別に美味しいです。(^^
元宵節に北京に来ようとか特に全然考えていなかったのですが
思いもがけず、こうした行事に参加させていただいて
しかも、家庭手作りの元宵まで食べさせてもらえるとか嬉しいですね〜