一般的な普洱茶の成形も見せていただきました。
機械を使っていることが殆どとのことですが、この日はちょうど石磨圧延の日だったようで
一通り見せていただきましたが、同じ石磨圧延でも地域によってちょっと違いますね。
とはいえ、殆どは機械を使っているのが現状。
感覚的には勐海は特に機械化が進んでいるような。
何か勐海は栄えてて生活に余裕ありみたいな感じなんですよね。
なので機械化が進む位に簡単に機械を買えますみたいな感じなのです。
もちろん全部じゃないですけど、地形的にも道路も整備されていてアクセスしやすく
悪路もそんなに無いので出荷し易いとか、勐海は恵まれてる気がします。
発展しやすいんじゃないかなというのが正直な感想。
熟茶も勐海といえば有名です。
この地域の熟茶は他の地域とちょっと違う発酵の仕方をするのですが
そのあたりも色々質問させていただいて勉強になりました。
実は翌年に勐海茶厂を訪問する機会があって、その時にも社員さんに
色々質問したのですが答えられず・・・(^^;
やっぱり現場に出ている老板(社長)は違うなぁと納得していたり。(笑
ここの製茶場のお茶は正直、凄く良いお茶という訳ではありません。
この12月の時期に稼働している工場を老師が探してくれたという。
普段、私が老班章を飲む時はこの老師のお茶なのですが(物凄く美味しいけど高い;)
最初の紹介時に老師がそのことを言ったせいか
良くあるお茶買わない?攻撃がなかったのが助かりました。(^^
むしろ勝手に生えてたバナナもらってたりして。
どちらかというと成形場という感じの工場なのですが
実際にお付き合いのある老師や易武の友人たちの成形と比べると
やっぱり雑なんですよね。(^^;
元々のお茶のレベルが違いすぎるから仕方ないのかなとも思うのですが
こだわり方が違うというか、ここはこだわりがあんまり無いというか。
やっぱり成形場なんでしょうね。
他から持ち込まれるお茶の方が多いそうですし。
とはいえ、職人さんたちの手作業は大変です。
機械化しているところもあるとはいえ、大益のように完全機械化ではないですし。
なので殆どは手作業が必要・・・
お茶の価格の上昇が言われ続けていますけど、お茶自体の価格上昇よりも
こうした人件費の上昇にどう対応していくかが大変です。
安く人を使えばいいじゃないかと思いがちですが、実際、中国の物価はここ5年で3倍です。
人件費を抑えても限りがありますし、そんな搾取みたいなことが健全とも思えません。
お茶が高すぎるということの前に、こうした製茶従事者の生活についても
ちょっと考えないといけないですね。
正直、今までのお茶の価格は都市部の人件費と農村部の人件費の差でカバーしていたような部分があります。
今後、これらをどう解消していくかですよね。