ミカン狩りの後は老師のお姉さんのお宅で老師作の老班章普洱茶をいただきながら
勐海の状況や普洱茶について色々とお話を伺いました。
普段老師は老班章の方に住んでいますが(自宅はそちら)
製茶のない時期は都市部?のお姉さんのお宅に泊まっていたりするそうです。
この街はあきらかに最近整備したんだろうなぁという感じで
やはりお茶に関わる仕事をしている人が多く住むようです。
しかし、12月というのに空が夏のようです。(^^;
そこから車で30分ほど。
物凄く細い農道だの、集落の中を恐ろしいスピードで行く老師の車について
到着したのは傣族の女性が経営する製茶場。
老師の昔からの友人なんだそうで、この時期は固形茶の成形をしているからと
連れてきてくださいました。
建物の屋根が傣族の形式になっています。なんかかわいい。
柑橘類の収穫できる12月は陈皮普洱茶や青柑茶の雲南版をちょうど成形している時期で
ちょうど流行っているということもあって、凄い量を生産していました。
熟茶の渥堆はこことは別の場所で行っているということで
残念ながら見学はできなかったのですが
成形工程のお手伝いをさせていただいたり(いや、邪魔か・・・)
普通語を殆ど話せない傣族のみなさんと何となく意思の疎通をしながら
かなり楽しませていただきました。(笑
結構難しいんですよ。
みなさん、楽しそうに作業をしているのが印象的でした。
ここでのメインは熟茶ということで、色々飲ませていただいたのですが
なんと20種類以上も一気に評茶させていただいたこともあって
熟茶の鑑定についてや、仕上がり具合の違いなど
かなり勉強させていただきました。ありがとうございます。
老師も熟茶は分からんと一緒になって勉強。(そんなはずはない・・・)
勐海あたりでは行く先々で製茶について教えを請われるような名茶師なのですが
実際に老師と呼ぶと大哥(お兄さん)と呼べとか
言ってしまうような気さくな方だったりします。(^^
実際にこうした固形茶の成形ができる製茶場は意外と多くはありません。
これは勐海でも易武などでも同じ。
茶畑を所有しているとか、荒茶、散茶までは製茶できるという所は多いのですが
固形茶に成形するとなると製茶器具が必要になりますし
またその技術も別のものになります。
この後は一般的な餅茶の成形について見せていただきます。