茶城見学をした後はホテルに戻って、エグゼクティブラウンジでお茶をいただいたり
ちょっと昼寝したりして、身体を休めることに専念。
夜になって夕食を食べに行こうということになったものの
ホテルのレストランはちょっとおもしろくないなぁということで
この辺りで評判の良い杭帮菜(杭州料理)のお店を発見、そちらに向かうことに。
どうやら歩いていけそうな距離だったので散歩がてら歩いていくと
何とも素敵な雰囲気の街並みを見つけました。
この辺りは外灘の中でも北外灘と呼ばれる地域です。
近代的なビルの狭間に昔ながらの商店街が密やかにありました。
人々の生活の息遣いが感じられるような、そんな感じの街並みで
静かな活気と共に、そこにありました。
足場が組まれていることからも相当に古い建物なのだろうと思います。
上海によくある租界当時の洋館のような古い建物ではありませんが
私自身はこういった人々の生活が感じられるような古い建物の方が好きです。
商店街のお店もそろそろ閉店という時間でしたが
駆け込みで買い物をする人、
気にせずゆっくり立ち話しながら買い物を楽しんでいる人など
地元の人が集まってきているような場所です。
何となく日本の昭和を思い出すような、そんな街並みでした。
向こうに見える高層ビルとの対比がなんとも懐かしいような。
そういえば私が子供の頃の東京もこんな感じでした。
実家が今では驚かれるような都心にあるのですが
私の子供の頃は目の前は長屋だったりしたんですよね・・・(^^;
でも道を挟んだ向かいにはビルが立ち並んでいたりして。
さすがに取り壊し予定と思われる建物もちらほら見られました。
これは見たところ1階はお店で上は住居の長屋といった感じです。
殆どの住人は退去しているようですが
中には電気がついている部屋もあり、まだ住んでいる猛者もいるようです。
写真では分かりにくいのですが、傾いているんですよ。この建物。(^^;
良く見ると道にある電信柱で支えているんですね・・・いいのか?
しかも、うち1本の電信柱は建物の軒先を貫通した状態だったり;
やっぱり昭和の日本っぽいですね。(笑
(昔は日本もこんな感じで何でもありでしたよ)
きっと、もうすぐ無くなってしまう光景なんだと思います。
来年とかに来たらもう無くなってしまっていてもおかしくないような。
偶然通りがかったとはいえ、とても素敵な街の風景を見させていただきました。