鈴茶堂のブログにもアップしていますが、個人的な感想はこちらで。
西安で列車を降りた一番の目的は咸陽涇渭茯茶有限公司の工場見学でした。
涇渭茯茶に限ったことではありませんが、基本的に黒茶の製法は機密情報とされていて
大概どの会社もその製法を見学させてはくれません。
といいつつ、蔵茶も過去に見学させていただきましたが
これにはコネとか友人の紹介とか、そんな感じの方向からのプッシュが必要だったりします;
(蔵茶の時は北京の友人&雅安茶廠の偉い人の猛プッシュでようやく実現)
涇渭茯茶は友人がこの会社で働いていたりなど
気がついたら何となく繋がりができていたということもあって
工場訪問をさせていただけることに。
いつもながら大陸のみなさんには感謝です。どうもありがとうございました。
西安から咸陽へは列車か車でというところになります。
最初は列車で行くことも考えたのですが、本数の問題と駅から工場が遠いということ
そして西安から咸陽まではそんなに実は離れていないということもあって
一旦、西安駅まで出たものの、そこからタクシーで行くことに。
駅前のタクシー乗り場はメーター稼働率が高いです。
外国人観光客の場合はトラブルになることも少なくないんでしょうね。
駅前の乗り場にいるタクシーは外国人慣れしていることもあり
私たちが乗車したタクシーもすんなりメーターを使ってくれました。
(もしかしたらそれなりに長距離だったからかも)
思っていたよりもずっと早く咸陽に到着。
約束の時間よりも早い時間だったので周囲を散策していましたが・・・何もない。
完全に咸陽の街からは外れていますね。(^^;
周囲は農村と咸陽郊外の新興住宅地となるのか
建設中のマンションがまばらに並ぶような感じになっています。
なぜだか雀がたくさん群れているのを発見。
バードウォッチングで時間を潰すことに。(笑
工場では茶葉研究所の職員さんがついてくださって
ひと通りの工程を見学させていただきました。
ほとんどの場所では写真撮影禁止なのが残念なのですが
見せていただけるだけで感謝ものなので。(^^;
湖南省の麹菌とは種類が違うのかとかいったような
かなりマニアックな質問にも研究所の方には答えていただき
たくさん勉強させていただきました。
しかし、本当に工場が綺麗です。相当衛生面は気にしているようです。
欧州輸出も視野に入れているのだと思いますが、新しいというよりも清潔。
お茶工場でここまで清潔で衛生的な工場は初めてかも。(日本含む)
ここまでくるとお茶というより、総合食材加工工場とかできそうです。
お忙しい中、董事長にもお会いできて(これがまたかっこいいw)
こちらでも涇渭茯茶について色々お伺いできました。
かなりしっかり時間をとっていただいていたようで
お忙しい中、本当にありがたかったです。
で、そんな中、ショールームに飾ってあった復刻前の涇渭茯茶。
年代や説明、来歴などが簡単とはいえ書かれているのですが
寄贈者にどこかで見た名前が・・・
中国の人の姓ってだいたい決まっているので
良くある名前かなぁ?なんて思っていたのですが
それにしてもなんか引っかかる・・・
あっ!と思い出したのが北京の私の黒茶師匠のフルネームじゃないですか。(笑
何故こんな場所で?師匠のお名前が?何で状態に・・・
聞けば董事長と長年のお友達だったそうで、そこでも話が盛り上がり・・・
世界は狭いというけど狭すぎ。(^^;
そして師匠、どこまで底が深いのか分からない・・・
(そんなマニアなお宝を保有していたのかと、そしてまだまだ持っているらしい)
後日、北京の師匠に咸陽でお名前拝見しましたと報告したところ
あれ?涇渭茯茶に行きたかったら言ってくれれば良かったのにと後から;
(師匠とは雲南に一緒に行きたいんですけどね・・・日程が;)
友人だけでなく、色々お話させていただくうちに
多方面の友人・知人が涇渭茯茶の会社や董事長と繋がってたということもわかり
そんなこともあってか、おみやげや資料、中には貴重な研究データまでいただいたり
(正直なところ、研究データは癌治療や痩身に関するデータなので
日本では薬事法違反になるため販売時には使用できないんですけども・・・;)
帰りは西安のホテルまで車で送っていただき
申し訳ない位に沢山良くしていただきました。
今回も友人や師匠のおかげで普通は見学できないような工程を見学させていただき
たくさん良くしていただいたり、
お返ししようにもお返しきれないほど良くしていただきました。
どうもありがとうございました。非常感謝。