前回までの大榛峪长城エントリ
大榛峪长城 -1-
大榛峪长城 -2-
先ほどとは反対の方向に伸びている石段を登り始めてすぐに
「连云洞 50m」
という看板が。
この時は長城まで続いているとは思わず、何か洞窟みたいなものでもあるのかな?と思ってました。
50mならすぐだろうと思って登っていったのですが、段々と急斜面に。
ぜーはーしながら登っていくと、こんな感じの扉が山肌にありました。
もしやコレが连云洞とやらなのでしょうか?(^^;
周囲に何の説明もなく、扉に閂らしきものがかかっているし
中も覗けないことはなかったのですが、あまり良く見えません。
相変わらず周囲には誰もいないし、中をじっくり覗いて見ちゃいけないモノを見ても困るので
あまり深入りせずにその場を離れることにしました。
(その後、もう少し立派な祠らしきものもありましたが、分からず・・・<その頃は余裕が無かったです)
#帰国後に調べたところ、北宋時代の石刻があるようです。公開されている気配はありませんでしたが・・・
石段はまだ上に続いています。
さきほどの長城に比べたら全然余裕の傾斜ですし、もう少し行ってみることに。
今思うと、この時点で何か麻痺していた様で後ほどしっかり後悔する羽目になるのですが・・・(^^;
始めのうちは石段もしっかりしていて、道幅もそれなりにありました。
が、何だか気がつくと傾斜は反対側長城ほどじゃないにしても
(いや、頂上付近は似たような傾斜だった気がする・・・)
岩肌にへばりつくような道に変わってました。
![]() 岩肌をつかみながら歩行 |
![]() 人一人やっとの幅 |
あまりの絶壁と道幅の狭さに恐怖状態だったのですが
折角登ったんだからとカメラを取り出して撮影。
しかし、半分以上は怖くて膝が笑ってしまうような状態だったので地面を撮影してたりと
何だか散々な状態でした・・・
既に道幅は人間1人がやっと通れる幅しかありません。
片側は絶壁です。手すりなんて気の利いたものはありません。
もし下山する人とすれ違う様なことがあったら・・・どうしたんでしょうね・・・?(^^;
(すれ違える幅のある部分も殆ど無くなってた)
しかも、そんな幅しかない上に岩が横からせり出しているので、
場所によっては立った状態では歩けず、中腰で岩肌をつかみながら登ります。
我ながら何故引き返さなかったのか不思議です。(笑
気がつくと目がくらむような高さになってました。
![]() 怖すぎて手前の撮影はできず |
![]() 向かいの頂上と高さが変わらなくなってる; |
その後、何だか麻痺していたようで山頂の長城まで行きました。
が、長城までくると人が立ってるのでいっぱいいっぱいな道幅。
実際、肩幅位しか無かった様な。(^^;
バランスを崩したら転落しそうな幅しかありません。(でも観光地)
この時点でもう動けず(そういえば私は高所恐怖症)
写真だけでもと思いカメラを出すものの、妙に手がひんやり。冷や汗ってのですね。
何とか撮影したものの、地面を撮影してたりと、限界に達したので下山しました。
下山の方が怖いですね・・・(当然?
ここは平地だと自分に言い聞かせながら下山しました。
ちなみに登ったのはこんな感じのところ。
高所恐怖症の人が登るべき場所じゃなかったですね。(^^;
そして、入場料を徴収する観光地としてどうなのかとも・・・
怖かったです・・・
#ここでは大榛峪长城としていますが、磨石口长城とも响水湖长城などとも呼ばれるようです。現地でも呼称が統一されていないようですが、ここでは大榛峪长城で統一しています。