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This article was written on 29 1月 2011, and is filled under China, Travel, 北京2010.

大榛峪长城 -1-

大榛峪长城

2日目は早朝から万里の長城へ。
今回は完全未修復の長城に行くことにしました。
(修復済みの長城は滑るから怖いんです・・・)

今まで行ったことの無い、かつ未修復の長城で
高所恐怖症の私でも何とかなりそうな場所ということで探しました。
候補は北京のアマンリゾートのアクティビティで訪れるという未修復長城。
ただし、どこの長城なのか明確な情報を得られず、
どうやら旺泉峪か香屯村というところの近くにある長城らしいということまで分かりました。
アマンリゾートに泊まればいいという話もありますが
このアクティビティ、その香屯村でアマンから連れてきたシェフに
民家をお借りしてイタリアンのランチを長城見学後にいただくらしいのです。
それがその農村の経済状況との格差が凄い状態で・・・
色々な考え方があるとは思うのですが、私には何とも受け入れがたいんです。
(同じお金を落とすのであれば現地のお料理をいただいたほうが良いのでは?と・・・)
そんな感じで自力で探してみようと劉さんに相談。
まずは旺泉峪を目指して早朝にホテルを出発しました。

大榛峪长城

流石に劉さんも知らない場所なのでカーナビに頼って移動。
中国にもちゃんとカーナビがあるんですね~
(渋滞情報とかは出ないらしいですが)

前回行った慕田峪长城を通過して、本当にこの道で大丈夫?という感じの農道を行くと
目的地が近いのか、不思議な看板をちらほら見かけるように・・・

大榛峪长城

何だかどうみても個人名と電話番号・・・
劉さんも何の看板だか分からないとのことでしたが
おそらく民宿とかガイドをやりますよということなのでしょう。
ちなみに観光地っぽい看板でしたが、周囲は全然観光地っぽくありません。
普通の農村。どちらかというと閑散(というか荒涼)としてます。

道を歩いていた農家の方に長城があるかどうか聞いて進んでいくと
(未舗装、車すれ違い不可な幅)
いきなり响水湖と書かれた看板と大きな駐車場が出現します。
観光客は全く見かけませんが、入場料を徴収する建物とゲートもあります。
入場券売り場の人に聞くと長城に登れるということなので入ってみることに。
確かに長城がありました。

目的地は旺泉峪长城だったのですが、どうやらここは大榛峪长城のようです。
地元の人の話だと大榛峪长城の先が旺泉峪长城とのこと。
ただし、磨石口长城とも言うようで良く分かりません・・・(^^;

大榛峪长城

何だか凄く急斜面なんですけど・・・長城の上も含めて。
そしてばっちり修復済み。
しかしながら人は私たち以外誰もいません。入場料を徴収する観光施設なのに無人?

折角なので登ってみることにしました。

#ここでは大榛峪长城としていますが、磨石口长城とも响水湖长城などとも呼ばれるようです。現地でも呼称が統一されていないようですが、ここでは大榛峪长城で統一しています。

3 Comments

  1. SEIJI
    2015/11/01

    初めまして、この長城の中国名は连云岭长城でしょうか?
    おそらくこの名前で間違いないと思います、今月ここに行こうと考えています。
    地図で確認すると、下に駐車場があって、チケット販売所を越した数十メートル先のところから長城に登れるので正しいでしょうか?

    • timor
      2015/11/12

      はじめまして。お返事が遅くなって申し訳ありません。
      おそらく同じ長城と思います。
      駐車場の先のチケット販売所(というか人の気配がなかったような場所ですが・・・)を過ぎてダムの周辺から長城に登ることができます。

      殆ど修復済の長城ですが、人気がないせいかメンテナンスも殆どされていないので未修復長城よりも危険かもしれません。行かれる際には十分にご注意ください。

  2. 森田稲吉郎
    2019/06/22

    労山マスターズという山岳交流会です。中国大使館、中国登山協会とともに、北京及び山東省、河北省付近の、知られざる長城調査の計画が中国から提案されました。興味ありますか?

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