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This article was written on 11 9月 2013, and is filled under China, Travel, 福建2013.

大红袍母树(大紅袍母樹)

大红袍母树(大紅袍母樹)

鈴茶堂ブログにもアップしていますが、こちらも。

観光コースを外れて相変わらずの山道をヘロヘロになりながら登ったり下ったり。
流香涧を抜けてようやく大红袍母树(大紅袍母樹)まで来ました。
って、思いっきりメインコースとは逆の方向から出てきたとか。(^^;

それまで人気のない山道だったのがいきなり観光客で溢れているこの場所とのギャップが凄くて
しばしボーゼン状態になっていました。

みなさん、大紅袍母樹をバックに記念撮影に勤しんでいて正面はちょっとした混雑に。
立派な山登りをしてきた私にはそこに割り込む体力もなく
ちょっと離れた場所から眺めて終了。(笑

大紅袍母樹を眺めるスペースには大紅袍を飲むことができる茶屋があります。
絶対に大紅袍母樹のものじゃないのはもちろん
仲良しの老板娘(社長の奥さん)にも「最低だから飲むな」と言われている上(^^;
結構なお値段がします。
ただし、その老板娘に絶対食べるように言われたのは茶叶蛋(お茶で煮込んだゆで卵)。
大紅袍で作った(と言う)茶叶蛋は確かに食べておいていいかもという位に美味しかったです。
これはお勧めです。(^^

さて、大紅袍。鈴茶堂のブログにも少し書いていますが
奇丹、北斗、雀舌といった品種の茶樹6本で構成されています。

・・・ということは大紅袍という品種は一体何?となりますよね。
この場で思ったのではないのですが、過去に思ったことがあります。(笑
不思議ですよね。肝心の大紅袍母樹は大紅袍という品種ではないのですから。
これについては研究者の方や茶業さんなどにお伺いしました。
一番明確な答えをくださったのは福建农林大学(福建農林大学)の先生でした。
まとめるとこんな感じです。

現在流通している「大紅袍」はこの大紅袍母樹から挿し木で増やされたものです。
非常に貴重で殆ど流通していませんが
この挿し木した2代目、3代目では奇丹系、北斗系、雀舌系と
元の品種の特性が分かりやすい岩茶になっています。
これらは纯种大红袍(純種大紅袍)と分類されます。

これらの2代目から更に挿し木をして増やして、現在の「大紅袍」があります。
殆どがもはや何代目かは分かりません。
その間、人々が「大紅袍らしい」という味わい、香りに合わせて品種が整えられ
現在の「大紅袍」という品種が確立したようです。(商品大红袍)

中国は品種の管理に複雑な部分があり、中央政府が認定した国家級品種もあれば
省が認定した省単位の品種、更にその下の市が認定した品種などに分かれています。
(どうやら同じ名前で別の品種を指していたり名前が重複していたりする模様;)
大紅袍という品種がいったいどのレベルで認められた品種なのかは
資料という形では確認出来なかったのですが市が認定している品種とのことでした。

ということで、流通している殆どのものは大紅袍母樹とは別の品種なのですが
実際にはブレンドされているものもあれば
肉桂などの全く違う品種のものを大紅袍と偽って販売しているものも少なくありません。
作り手さんやメーカーさんから
ドコソコはウチの肉桂を大紅袍って言って売ってるんだよとか結構聞くんですよね・・・(^^;
ですので、飲んでみてアレ?と思うようなものがあれば大紅袍じゃないかもしれません。

武夷山

で、お約束の九龙窠(九龍窠)にある品種一覧の石碑。
本来であればこの石碑を眺めてから大紅袍母樹へ向かうというのに
私たちは帰り道に通り過ぎてから気がついて振り向いたとか。(笑
黄観音とか比較的新しい品種も書かれているので、まだ新しいんですね。

この周囲も茶畑。殆どが武夷星茶業さんの茶畑です。
さすが大メーカー・・・
ここ以外も観光コース周辺の殆どは武夷星でした。
その武夷星の茶畑の奥のジャングルみたいな場所に老板(一族の所有ですが)の茶畑が。
凄い。

大王峰

ここまでですっかり夕方になっていました。
老板自ら焙煎で忙しい時期にも関わらず一緒に回っていただきました。
沢山のことを教えていただいて、本当に感謝です。ありがとうございます。
今夜は宴会でしょ?状態だったのですが、列車の疲れに山登りの疲れも加わって
いや、もう、ちょっと無理。という状態でこの日はホテルまで送っていただくことに。

見事な大王峰です。
改めて武夷山に来たんだなという実感がきたのは、この時だったかも。
それまでは正直、茶畑しか見ていなかったような。(^^;

2 Comments

  1. 岩茶好
    2013/09/11

    大紅袍として売られている茶の中身が違うかもしれないとは!
    さすが中国人!酷いですね!
    中国茶は好きですが、偽って売るのは困ります。
    仕事柄中国へ行くのですが、これからは日本で購入することにします。
    勉強させてもらいました。ありがとう。

    • timor
      2013/09/12

      はじめまして。
      偽って販売されるのは確かに困りますよね・・・
      なのですが、中国(人?)に限ったことでもないようです。
      私が聞いた話の中では日本のお茶屋さんやメーカーさんの名前も出ていましたので、国や国籍に関係なく、信頼できる方から買われるのがよろしいかと思います。

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