以前、友人宅の水餃子をいただくまえは西単にあった天津百饺园が
北京で最も美味しい餃子だったのですが
見る影もなく変わってしまった今となっては、ちょっとした餃子ジプシーに。(^^;
この時のホテルが北京丽亭酒店ということもあって
ネットで評判の良い大馅饺子圆鑫餐馆へ行ってみることに。
なんと歩いて5分かかるかどうかの場所にあります。
大馅饺子圆鑫餐馆
东城区西堂子胡同13号(近和平饭店)
010-65279561
灯市口駅からすぐ、金魚胡同か東単北大街から少し入った場所にあります。
(東単北大街から入った方が分かりやすいです)
四合院造りの古い建物になっていて
北京らしい雰囲気もありながら、なかなか清潔でもあります。
この時はお昼時間を少し外して行ったので空いていましたが
それ以外の時は結構混んでいることが多くて
運が悪いと席がないこともあります。
店内は飾りっ気があるんだか無いんだか分からないような
素朴な食堂といった感じになっています。
お店の方はアットホームな感じで、お客さんは大体この近所の方々だそうです。
ちなみに私たちは香港人に間違えられました。(^^;
基本的には好きなものをオーダーすればよいのですが
前にも何かのエントリで触れたように、中華圏でもオーダーのマナーがあります。
水餃子の場合はこれが主食になりますから
それとは別に何か野菜の炒めものなどの一品料理がお約束です。
この時はレンコンと木耳の炒めものを。
(無類のレンコン好きだったりします;)
北京あたりに良くあるお酢炒めになっていて、さっぱりとしていて美味。
当たりでした。(^^
忘れちゃいけないのがスープ。
日本で言うところのお味噌汁にあたります。
おそらく日本人がお味噌汁をいただくよりスープは重要視されているような。
水餃子の場合はやっぱりというか、かなりの確立で酸辣湯。
最近は水餃子屋さんでも酸辣湯がないお店が増えてきていますが
(その代わり、もっとお金を取れる豪華スープとかになってたりします)
そういうお店は大概地元の人が行かなかったりします。
という位に水餃子と酸辣湯はオーソドックスな組み合わせです。
他にはトマトと卵のスープなどもよく頼みます。
このお店の酸辣湯は当たりです。普通にとても美味しいです。
さて、おまちかねの餃子。
大餡餃子と店名にあるだけに餡が大きいです・・・
ちょっと大きすぎな気がしないでもない位に大きい。(^^;
私の場合は大好物の豚肉と茴香の餃子です。
それと三鮮餃子あたりで決まりです。
結構美味しい餃子だと思います。
餡が多すぎるのがちょっと・・・ですが、美味しいです。
このお店はどうだったか覚えていませんが、餃子をオーダーする際、
餡の種類あたりの最低単位(量)が決まっています。
大人数の場合は問題ないのですが、問題は少人数。
一人の場合などは非常にハードルが高い問題です。
そんな時はお持ち帰りにして持って帰ります。
中国では(台湾もですけど)食べきれない分を持って帰るのは普通のこと。
水餃子もちゃんと持って帰ることができます。
ホテル住まいとかでミニキッチンも何もない部屋でも水餃子は大丈夫。
食べる時に容器に入ったままの水餃子に熱湯をかけて
ユサユサ揺らして、くっついてしまった餃子を温めながら分解すれば
問題なく普通に食べることができます。
これ、一般の家庭でもボールなどに入れて同じようにして食べるんですね。
食後はブラブラと王府井までお散歩状態。
久しぶりに北京名物?の飲むヨーグルトをいただいて消化を促進。(笑
このお店の話を北京の兄1号、2号にしたところ、興味津々だったのですが
先日、兄2号と一緒にお昼を食べに行ったところ
美味しくないとおもいっきり断言されました・・・(^^;
宝源饺子屋の時もそうだったのですが
主食が水餃子で育ったみなさまは非常に水餃子に厳しいんですね・・・
生まれ育ってきた場所なのか、家庭の味なのかわかりませんが
水餃子を主食として育ってこなかった者にはわからない微々たるような気がするけど
実はとっても大きいらしい違いがあるらしいです・・・orz
まぁこういった水餃子屋さんが人気になるのは立地もあるのだと思います。
場所が良くて、ほどほど清潔で、入りやすくてというのが必須条件なような。
実際、ここは王府井の近くという好立地ですし、
日本人をはじめ外国人に異様に人気のある宝源饺子屋は日本人が多く住む場所のどまんなかですし。
(ちなみに私も宝源饺子屋はそんなに美味しいとは思えないです。普通かな?)
わざわざ行くほどでもありませんが、近所にいたらオススメという感じです。(^^