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This article was written on 30 11月 2016, and is filled under China, Travel, 福建2016.

感徳の茶農家さん

感徳

滞在させていただいた村は本当に小さな集落で
周囲の山に挟まれるようにあります。
なので基本的に平地がなく傾斜。
建物はその傾斜(しかも結構な斜度・・・)の途中を切り出して平地を作り
そこに建てているような、何もこんな場所に村を作らなくても・・・
というところにあります。
でも、この周辺、山奥過ぎて平地が全然無いんですよね。(^^;

ちなみにこれは茶農家さんの本家。
立派な闽南式の建物です。

感徳

この写真も茶畑のある山の上から撮影しました・・・
ではなく、茶農家さんのお宅から撮影した景色です。
相当な傾斜で、この上にまだ茶畑があります。

住んでいる人たちは基本的に毎日歩いてここを登り降りしています。
ちょっと往復するだけで息が切れる位です。
一応、車が入れるようになっていたので、まだ助かりました。

感徳

鈴茶堂のブログにアップした茶畑は
かなり整備されている見晴らしの良い茶畑ですが
実際、殆どの茶畑はこんな感じ。
藪にしか見えない。(^^;

同じ安渓でも来る途中に見ていた茶畑は畑らしく整備されているものでしたが
この村の茶畑は傾斜が厳しすぎるということもあるのでしょうね
自然農法を通り過ぎて放置といった具合になっています。
なので農薬はもちろんですが、肥料も基本的には与えていないそうで
あるとすれば放し飼いになっている鶏や鴨の糞でしょうか?

感徳

茶畑を案内されている時もこんな感じ。
前を歩いているのは茶農家さんの娘さんです。
雑草なんだか茶樹なんだか良く分からない状態の中を進んでいくので
途中ではぐれる人が続出。(笑
背丈以上に伸びた雑草でどこにいるのかわからなくなります。
一応、声を出して確認しながら進む感じでした。

感徳

製茶場も断崖絶壁だよね・・・?というような崖の途中に作られた小さな建物で
地震があったらヤバそうな感じのボロボロ。
それでも中はとても綺麗にしていて
基本的にゴミも落ちていない状態で好印象でした。
まぁ基本的に中国は自分の所有エリア内は一般的な日本人よりもずっと綺麗にしますので
自分たちの製茶場は綺麗に保つのは大抵のところではこんな感じです。
(その代わり公共エリアは綺麗にしないので日本人と逆)
特に良いお茶を作る茶農家さんや茶業さんは清掃が徹底していますね。

感徳

午後から製茶場を訪問したので萎凋と団揉を中心に見せていただきました。
団揉はやっぱり台湾とも結構違うもんなんだなぁと改めて納得。
台湾では団揉をするために布で包む機械があったりするのですが
中国では、というより、この村ではそんな機械はないので
基本的に手で頑張っているのが印象的でした。
凄い重労働ですよ。
加えて製茶シーズンは殆ど徹夜状態ですから、本当にお茶を作るのって大変です。

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