茶畑を見せていただいた(というか、山登りしたというか・・・)後は
製茶場の見学をさせていただきました。
まだ本格的に製茶が始まっていないのが残念でしたが
こればかりは気候に左右されてしまうので、仕方がないですね・・・
例年では製茶真っ盛りという筈だったのですが、本当に今年は寒かったです。
霜の被害が無かっただけ良かったとのこと。
細々と摘み取った茶葉を製茶していましたが
どうやら私達が行くので先行して製茶を開始してくれていたようです。
何か、本当にすみません・・・(^^;
実際に製茶している所を見せようとしてくれていたそうです。
日本から行くとなると事前に日程を決めなくてはならなくて
いくらなんでも新明節の時には大丈夫だろうし
明前の時期に作られた白茶は特に上質なんだよ!なんて話で日程を決めたものの
いやーこんなに寒いとは誰も思っていませんでした。
この時も肌寒いを通り越して、はっきり寒かったです。
寒い上に予想以上に山奥で、周囲に人家は全くありません。
車で15分位走ってやっと1軒とか、そんなレベルの山奥です。
電気は通っているものの、水道はなく、湧き水を使います。
これが綺麗で美味しいのでびっくり。
武夷山も水が良いですが、福建省のこのあたりは水が綺麗で豊富なんですね。
ガスももちろんありません。
電気も最低限しかないようで、夜になったら真っ暗闇だと思います・・・
ちなみに製茶場にはトイレはなく、離れた場所に昔ながらのトイレがありますが
どう見ても電気(というか照明)は無かったですね〜
まずはお茶をどうぞということで、今年できたばかりの新茶をいただきました。
この無肥料の甘さって凄いですね。いつも思います。
野生茶と呼ばれるお茶に共通する、独特の甘味が強く出ています。
この甘味、慣れると分かるんです。
なので、「野生茶」という名前だけれども、実際には肥料を与えてしまったりとかした
「元野生茶」かどうかは白茶も緑茶も飲むとすぐに分かります。(笑
ちなみに肥料の使いすぎもすぐ分かります。
私の場合は肥料味に極端に弱いので
(すぐに具合が悪くなるんですね・・・なので殆どの日本茶はダメなんです)
歩く肥料検査機のような状態になっていたりします。(^^;
写真は去年の完全野生茶樹から作った白茶です。
これは茶業さんの自家用のお茶です。
残り少ないんだけど・・・といいつつも、飲ませていただきました。
普段、白茶を好まない兄1号。このお茶が美味しいと気に入った様で
美味しいと連発していたのが効いたのか、特別にお土産に分けていただくことに。
少量だったのですぐに無くなってしまいましたが
白茶嫌いだった兄1号、今では白茶を愛飲しているようで
先日の訪燕時には「ねぇ、白茶が欲しいんだけど」なんて相談があった位です。(笑