北京からは兄2号と寝台列車で杭州へ。
この時の寝台列車の車両が新しくて結構快適でした。
しかし、何故か写真が残っておらず・・・(^^;
夜に北京駅を出発、朝には杭州へ到着します。
今回は市街地ではなく茶産地を回るので杭州駅前でレンタカーを借りました。
やっぱり車がないと不便なんですよね。観光地をまわるわけではないので・・・
この時に初めてお茶の旅でレンタカーを使うようになったのですが
すごく行動範囲が広がりました。
中国のレンタカーはレンタル料金は安いのですが保証金が恐ろしく高額です。
1日のレンタル料金は100元とかでも保証金は5000元とか。
乗り逃げする人がいるのでしょうか?(^^;
また、中国では国際免許が使えないので一般の旅行者が気軽に借りるというのはできませんが
まぁお茶の産地は大体南方なので、この地で日本人がいきなり運転するのはハードル高いので
(中国は南に行けば行くほど運転が荒い;)
そのあたりはまぁいいのかなと。
で、市場に到着。
杭州市街地からは結構な距離があります。
途中、西渓といった観光地もあるのですが今回は時間の関係でパス。
そんな場所にあるせいか市場自体が卸売専門といった雰囲気で好印象。(^^
陳老師にお会いして色々お話させていただいたのもつかの間
次から次へと近く(でもない・・・)の茶農家さんたちが訪問。
作ったお茶の品茶とアドバイスを求めて来るという状況で会話の中断がすさまじいことに。(^^;
ちなみに陳老師はお年を召していらっしゃることもあって
兄2号も「何言ってるのか分からない・・・」という地元語を話す方なので
話が余計進まない&分からないという。(笑
この茶農家さんたち、このお店(陳老師の息子さんのお店)で
お茶を買い取ってもらうという訳ではなく
本当に純粋に製茶を学びたくて来ているんですね。
(まぁ単に話に来てるだけって感じの人もいましたけど)
中には結構厳しいことを言われている方もいたのですが、みなさん真剣。
老師も自分には何の徳にもならないのに、親切に厳しく教えていらっしゃいました。
懐の深さに感動。
そんななかにボツっといる外国人ということで、みなさん興味を示したのか
この人誰?となり、老師が日本人だけど評茶&茶芸師とご紹介していただき・・・
結果、なぜか私も審評を一緒にさせられるという。(^^;
毛穴からお茶が噴き出るかという位にできたての九曲紅梅を評茶させていただきました。
いやはや勉強になりました。(笑
老師からは九曲紅梅の評茶のツボも教えていただき、本当に感謝です。
途中からは龍井茶と径山茶も参戦。(^^;;;
陳老師は元々、龍井茶の人で、杭州に老陳ありなんて言われている方だったりします。
昔に凝り過ぎたせいか、今は龍井茶はあまり触手を伸ばさなくなってきている私ですが
久しぶりに龍井茶を死ぬほど評茶させていただき、その良さを再認識させていただきました。
周辺の九曲紅梅の生産状況なども色々教えていただき
半ば観光向けに生産しているところはこのあたりとか
有名じゃないけれど昔からの作り方でやっている村はこのあたりとか
それらから来ている茶農家さんのご紹介つき(本人もいらっしゃる場合)でお話いただいたので
一気にこの地でのお知り合いが増えました。
こういうのがやっぱり楽しいんですね。(^^