鈴茶堂ブログの方にアップしていますが、裏話的な内容で・・・(^^;
政和まで行ったのならば陶器好きとしては絶対に外せないのが水吉建窯。
なのですが、中国のみなさまは世界遺産がゴロゴロしているせいか
あまりこういった窯跡などには興味が無いんですね・・・
何で行きたいの?と本気で不思議そうな兄1号と茶業さんの冷たい目にも負けず(笑
どうしても連れてって!とお願いして連れてきてもらいました。
また、一般公開されていないこともあって、近くまで行くものの場所が分からず。
ところどころに「水吉建窯」と書かれた石碑はあるものの
周囲にはそんな影も形もない状態・・・
実際、何かのトラップかと思う位、全然離れた地点に石碑がありました。(^^;
地元住民のみなさんに聞いてみるも、もともと興味がないせいか知らない人が多数という。
そもそも訛りが凄くて兄1号は全く話が通じないとか。(笑
茶業さんが頑張って聞き込みしてくれて、ようやくたどり着きました。
修復は一応されているものの、まだ研究目的で発掘することもあるのか
非常に中国にしては良い状態でした。
いや、通常の中国遺跡修復はピカピカの別モノにしてしまうので・・・(^^;
有り難みがないほどに陶片もそのまま。
もちろん、価値のある陶片はとっくの昔に回収されているのだと思いますが
ちょっとびっくりするほど大量でした。
一応、天目の陶片なんですよね・・・
で、実際にこの目で見ることが出来て、歩いて見せていただくことが出来て
本当に感動状態だったのですが、問題は全く整備されていないということ。
というのも、物凄く大きな蜂がブンブンいたりとか(近くに巣があるっぽい)
いきなり何かの野生動物に襲われたらしい瀕死の野ネズミが横たわっていたりとか
そんなエクストリーム状態の進路で窯尾まで行くのは断念しました・・・orz
まぁ全員で落ちている陶片持って記念撮影しにいったようなものですが。(笑
まぁ窯頭付近から見れただけでも感動ものなので十分に満足だったのですが、
やっぱり満足していたのは私と姐さんだけだったようで
兄1号と茶業さんからは後からも「何で?ここ?」とずっと言われる羽目に。
ということで、またもや建窯とは何かというところから
曜変天目茶碗までレクチャーするという日本人になっていました。(^^;
でも、なんだかんだと一般公開されていない窯跡に連れてきてくれたり
兄1号と茶業さんには感謝です。
特に兄1号は蔵茶工場見学の時とか、行きたいと言った自分の発言を後悔する位に
いつも関係各所に粘り強くかけあって(というか最後は喧嘩腰的になるまで?)
実現させてくれているので、本当に良い自慢の兄です。(^^