やっとの思いで安渓の都市部に到着。
昔は何もない田舎街だったのですが、今や立派な中級都市です。
なかなか凄い発展度合いです。
とりあえず、外国人宿泊可能な安ホテルを捜索。
シャワーがちゃんとあって、虫の心配をせずに眠れるホテルを確保して(笑
茶都に向かいます。結構もう夕方になってしまったのですよね。
時間が遅かったのもあって、売っている人たちもそろそろ撤収準備といったところ。
これ、本当に自分たちで生産して売りに来ているいる生産者もいると思いますが
話を聞いていると殆どが買い集めてきた行商人かなという感じでした。
四川あたりにもいるのですが、鮮葉や製品茶もそういった買い集める人は結構います。
(コレが結構シビアで買い叩くので、まぁ売る方もそれなりのものしか渡さない)
それでも半分くらいの行商人は残っていて
見慣れない外地の人間とわかると、すごい勢いで客引きがはじまります。
まぁ慣れているので無視してますが、
ちらほらと見る鉄観音の品質は・・・何かひどそうなのが多いですね。(^^;
時間帯や時期にもよると思いますが、正直、ここでお茶を買いたいとは思いませんね。
品質が微妙ということもありますが、行商人から買う場合
その人の言うことをどこまで信じていいのかという問題や
そもそもちゃんと栽培、製茶されてきたのか分からない、トレースできない問題があります。
売っている方も一度きりのお客さんには「売ったら終わり」としか思っていないので
(こんな行商形式なら一度きりが殆どだし)
どんなことになっているか、これはバクチと同じですね・・・
まあ一度見学と思っていたので訪問自体は満足です。
漳平水仙の茶業さんがキャンペーンをやっていました。
お客さんが集まらなくて、殆ど私たちだけという状態だったのですが、
この茶業さん(というか、製茶はしていないので茶商さんが正解かも)、
ここ1〜2年、かなり名前を挙げてきた資金潤沢な会社で話には聞いていたのですが
実際にお茶を見るのは初めて。ということで、私が興味津々。(笑
まぁ細かくは言いませんし、社名も伏せますが、酷いな。(^^;
この写真の漳平水仙は決して炭焙煎ではありません。
普通に電気焙煎機で焙煎したものですが、安価に茶農家などから集めた漳平水仙を
品質のバラツキを消すために強焙煎しているとしか思えないんですね。
で、それを豪華パッケージで恐ろしく高額で販売するという。
バブリーな。
北京事務所の連絡先などもいただきましたが、お世話になる日はこないな〜(笑