保定は北京から車で2〜3時間の場所にある河北省の旧省都です。
午前中に出発。兄1号2号が運転してくれる中、私は後部座席で爆睡状態。
気がついたら保定市に着いていました。(^^;
観光地らしい観光地もなさそうな(一応あるらしい)保定ですが
意外と歴史は古く、遡れば北宋時代までになるそうです。
そして、意外な名物(でいいのかな?)はロバ肉。
保定の人のロバ肉好きは有名で、なんと朝食にも食べるとか。
ということで、私はロバ肉を食べに行ったというのが正しいかもしれません。(笑
保定で出迎えてくれたのは兄1号2号の幼なじみのLさん。
もちろんこの時が初対面です。
(今では大変お世話になっているのですが・・・)
そのLさんがイチオシのロバ肉屋さんがこちらでした。
袁家驴肉店
保定市新市区盛兴西路46号(发展大厦对面)
0312-3165280
小皿料理や粟のお粥も一緒にいただきます。
またこちらも美味。
中国の凄いなぁと思うのは、こういった街の食堂の料理がとても美味しいこと。
みんなで小皿料理を突きながら色々な話をしていると
ロバ肉バーガーの登場です。(^^
1つ1つ、きちんと紙に包まれた状態で登場です。
もちろん餅(バンズ部分)も熱々。
そう簡単に素手で持てない位に熱い状態で出てきます。
保定ではこのバンズ部分の焼餅もお店で生地から作ることが殆どとか。
初めての保定式、驴肉火烧です。
北京にある殆どの驴肉火烧は河間式の細長い餅に挟んで食べるタイプですが
保定ではこういった丸い餅に挟んで食べます。
違いはそこだけじゃなくて、ロバ肉の処理方法も違います。
河間式は野菜や香草なども一緒に細かく刻んで挟んだりしますが
(もちろん、肉のみという場合もあります。オーダーの仕方が異なります。)
保定式は上質なコンビーフ状態のロバ肉といった感じ。
好みにもよると思いますが、私は断然保定式の方が美味しいと思いました。
正直、あーもう北京でロバ肉バーガー食べられない・・・とか思った位。
(実際、以前ほどの感動を持って北京でロバーガーが食べられません;)
ガラスに映り込んでしまってちょっと見にくい写真ですが
北京の河間式と大きく違うのは
保定ではその日に使うロバ肉をそのお店で落として加工しているということ。
なので、こうして全ての部位を量り売りしています。
北京の河間式は集中工場で加工して冷凍、出荷しているそうで
それぞれのお店で処理することはまず無いそうです。
なので保定のロバ肉は新鮮なんだとか。
実際、食事をする人以外にもロバ肉そのものを買いに来ている人が結構いました。
いや〜本当に美味しかったです。
わざわざ保定まで足を伸ばした甲斐がありました。(^^