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This article was written on 06 12月 2016, and is filled under China, Travel, 福建2016.

農村の生活風景

安渓感徳

早朝から製茶を見せていただき、相変わらずの試飲三昧。
日本からお客さんが来たということで、近所の人まで集まってきたりして
なかなかの人数に膨れ上がります・・・
またこの村でも初の外国人称号をいただいたりして。(^^;

そのうち集まってきたみなさま、
せっかく来た客人(私たち;)にもっと良いお茶を飲ませようと
新茶ではなく昨年のお茶の中から、これが美味しいんだと
自慢の鉄観音まで出てきたりして、俺のお茶が美味いんだ大会のような様相に;
睡眠不足ながらもかなりの量のお茶をいただきました。
だんだんと朦朧としてきたというのが正直なところです・・・orz

安渓感徳

その後、街に戻りますと伝えたところ(いや、お風呂も入りたいし、寝たい・・・)
街まで車に乗せていってという人もいたりして
(車を持っているお宅は少数で、殆どがバイクです)
早めのお昼をごちそうになってから街に戻りましょうということになり
それまで村の案内が更に続きます。
ここまでくると精神力勝負みたいになってきます。(笑

これはこの時期にどの家庭でも作る筍の干したもの。
作り方によっては硬かったりしますが、干すことで味が深くなって
とても美味しい料理になります。
中国はだいたいどこでも筍が美味しいですね〜。
孟宗竹じゃないからですかね?

安渓感徳

山間にある村は平地が少ないので斜面を利用することが多いようです。
これは家のすぐ横の斜面や畑の横の山肌を使った貯蔵庫。
ちょっとした冷蔵庫代わりになるそうで
野菜などの保管に使っているそうです。
防空壕かと思いました・・・(^^;
なんでも涼しいどころではなく、寒い位に温度が下がるそうです。

安渓感徳

どの家庭でも大抵飼っているのが鶏や鴨。
特に福建の山側では鴨のスープが多く見られるので
一般的に好まれる肉の中に鴨がかなり上位を占めているのだと思います。
逆に見かけないのは豚や牛、羊。
これは飼うのに大変(コストがかかるし)ということもあるのでしょうね。
もちろん、レストランなどでは豚肉や牛肉料理はあります。
でも山の中のほぼ自給自足の村には敷居の高い家畜なのでしょう。

安渓感徳

そんな感じなので基本は鴨です。
肉屋さんもなければ八百屋さんもない、もちろんスーパーもない山の中ですので
肉をいただく時はこうして自分たちで捌きます。
都市部ではもう忘れてしまった感覚ですが
命をいただく。ということを思い出させてくれる光景です。
大事にいただきたいですね。

安渓感徳

猫よりも犬の多い村でした。
繋がれたりとかしてません。田舎なので。(^^;
基本的に寝ている犬が多くて、あんまり番犬にもならなさそうな。
人懐っこい犬もいて、かわいかったです。

安渓感徳

短期間の滞在でしたが、茶農家さんをはじめ、そのご親戚
他の村の人達も含めて、本当に良くしていただきました。
正直、安渓といえども、こんなに行くのが大変な場所とは想像していなかったですが
(レンタカーじゃないと行けなかったと思います。バス停まで徒歩1時間以上ある;)
その分、とても素朴な茶畑と製茶を続けているこの村を
実際に見せていただくことができたのは、本当に良い経験になりました。
次は炭焙を見せていただきに来たいと思います。寝袋持参かなぁ。(^^
さて、街に戻ります!

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