成都から車で1時間ほどで都江堰に到着。
ちょうど、天府舫の老板が里帰りされていたので待ち合わせ。
春にお世話になった弟さんとも再会。
一緒に食事をさせていただきました。
まさに去年の今日の話です。(^^;
南橋ではないのですが、同じく岷江の世界遺産でもある水利施設の下流にあたる場所には
川沿いに食事ができる気持ちのよいレストランが並んでいます。
橋ではないのですが、四川に多い廊橋の構造で
茶座と同様に各店舗の仕切りはありません。
好きなお店のエリアに座って、みんなでわいわいと食事を楽しんでいます。
お店もオーダーもお任せで。
これが本当に美味しくて、さすがに地元の人は違うなぁと大感動。
今まで成都から蒙頂山、雅安、チベット族自治州エリアなどで
色々四川料理は食べてきましたが
都江堰の四川料理は品があってとても美味しいです。
もちろん麻辣もしっかり効いているのですが
その中に品の良い旨みがしっかりあります。
春に都江堰に来た時にも思ったのですが
この味のバランス、東京の天府舫が同じなんですね。
やっと納得。なるほど。凄いですね。
最近は成都の都市開発というか発展が凄いことになっていて
その影響なのか美味しいレストランが閉店してしまったり
今あるお店もなんか味のバランスが雑だなぁと思うお店が増えてきて
何だか成都で心の底から美味しいと楽しめるお店が少なくなってきています。
なんだかとても残念なんですよね・・・
そんな風に感じていたところだったので
都江堰のこの美味しさは格別で本当に嬉しかったです。
今のところ北京と都江堰が中国で一番美味しいです。(私の中で)
数年前にオーストラリアのSydney Morning Heraldが
世界美食都市ランキングで2位に北京をあげていましたが(1位は東京)
私の中では2位が都江堰です。(笑
都江堰は世界遺産が有名で成都からも比較的近いということもあって
訪れる時は成都から日帰りということが多いと思います。
私もこうして都江堰に来るまではそんな認識でした。
しかし、こんなに魅力的な街だったんですね。
日帰りなんてもったいないという位に良い場所です。
夏も暑すぎず、冬も寒すぎず
食事は絶品でお茶も美味しいって天国です。(^^
この時も屋根はあるとはいえ、殆ど野外。
にも関わらず風が心地よく、暑くてつらいということはありませんでした。
たくさん、もう食べきれない自分の胃袋が恨めしいと思うほどに食べました。
本当にありがとうございます!
周囲がちょっとした市場っぽい感じになっていたので
ちょっとだけ見学させていただいたりしたのですが
この日のうちに九寨溝へ向けて移動しなくてはいけないスケジュールだったので
後ろ髪を引かれつつ出発。
特に都江堰が初めてという姐さんには水利施設も見せてあげたかったのですが・・・
次回は絶対に都江堰に滞在したいと思います。