承徳へわざわざ来たのは、実はこれが目的。
以前、私が承徳で食べた酱骨头が本当に美味しくて
その話をしていたら、わざわざ日本から友人たちが来ることになったという。
さすが我が友人たち。(^^;
一度ホテルにチェックインして身軽になってお目当てのお店に突撃。
鑫满园娟子骨头馆
承德北兴隆街北兴隆小区旁
0314-2272578
レストランというよりは田舎の食堂といったお店なのですが
人数も多かったこともあり、2階の個室に。(といっても単なる部屋・・・)
雪のちらつく、そして路面が全面凍結するような寒い夜だったこともあり
この日は他に殆どお客さんもいない状態でしたが
以前に来た時は結構お客さんが入っていました。
承徳に住む知人に聞いた所、結構美味しいお店で地元の人に愛されているようです。
酱骨头以外の料理も見事な東北料理で、なかなか美味。
一番上の写真は酱骨头ですが、こちらは地三鲜。
茄子とピーマン、じゃがいもの素朴な料理ですが地味に美味しいんですよ。
北は野菜が本当に美味しいのです。
東北料理らしいメニューを選んでオーダー。
人数が多いのはこういう時にいいですね。
なんせ田舎の典型的な食堂なので一皿の量がかなり多いので
2人とかで来ると量的には一皿で十分ということになりかねないのです。(^^;
中華料理では残して良いというか日本のように全て食べてはマナー違反ですが
だからといって大量に残すのもマナー違反です。
(大量残しの方が食べきるより重罪っぽい)
ちょっと一口かそれ以上位の量を、オーダーした皿のどれかを残すのがマナー。
なので結構オーダーは難しいのです。
それ故に中華圏では点菜はとても重要視されます。
オーダーの内容や量が良いとセンスのある育ちの良い人と一目置かれますし
逆もまた同じで育ちが悪いとみなされます。
なので、未だに点菜係は気を使います。
結構鍛えられたんですけどね。(^^;
地元の白酒も飲みながら楽しくいただきました。
やっぱりここの酱骨头は美味しいです。
探せば他にも美味しい酱骨头のお店はあると思いますが
(特に承徳あたりであればありそう)
北京あたりで食べる酱骨头はどうも美味しくないのです。
結構色々試してはみたのですが、パサパサになっていたり(煮方の問題かなと)
そもそも味が濃すぎたりして、どうにもよろしくない。
オーソドックスな料理だけに難しいんですよね。
ここは肉もしっとりと柔らかくて、味のバランスが良いです。
他の料理も味が良いので、料理人の腕がいいんでしょうね。
食い道楽なみなさんが多いせいか、なんとなく足りないっぽいので
最後は主食に家常饼を。
ここはもう東北地方ですから絶対に小麦料理です。
絶対に米系はオーダーしません。(笑
この家常饼もしっとり、小麦の甘さもあって美味でした。
中国ではここ最近まで西洋式のパンはあまり好まれていなくて
若い人以外は今でもあまり食べる習慣がなかったり、食事とみなさなかったりしますが
こういった「餅」をいただくと普及しなかったのが分かる気がします。
十分すぎるほど美味しいですし、
「餅」のバリエーションも恐ろしいほどあるので、パンいらないよね?(^^;
中華料理は本当に奥が深いです。
また承徳まで食べに行きたくなっちゃったな・・・(^^;