ホテルの茶館で一休み、荷物を部屋に置いて夕食をいただきにまずは地下鉄の华西坝站(華西壩駅)へ。
駅からすぐのところに成都市内のを流れる锦江(錦江)が流れています。
久しぶりの華中の雰囲気を感じる風景にちょっと感動して暫く眺めていました。
川沿いには遊歩道があり、景色を楽しみながら散歩している人が沢山いました。
清掃もきちんと行われていて綺麗ですし、ベンチも整備されていて
散策を楽しむのにとても良い場所です。
川沿いに気持ちのよい風が吹いているのもなかなか。
雰囲気のある綺麗な橋です。水は意外と綺麗でした。
どうやら昔は汚染が酷く、悪臭漂う川だったそうなのですが
浄化が行われて、なんでも国連に表彰されたほどの成果をあげたそうです。
丁度日暮れ時で段々暗くなってくるにつれてライトアップが始まります。
向かいには成都索菲特万达大饭店(ソフィテルワンダ成都)があり、これも綺麗。
遊歩道は女性だけで散歩している人も多くいました。
日が落ちても女性のひとり歩きを結構みかけたので、
成都って治安は悪くないんだと思います。
杜甫の登樓や李白の上皇西巡南京歌に出てくる錦江はこの川を指しています。
杜甫 登樓
花近高樓傷客心,萬方多難此登臨。
錦江春色來天地,玉壘浮雲變古今。
北極朝廷終不改,西山寇盜莫相侵。
可憐後主還祠廟,日暮聊為梁甫吟。
李白 上皇西巡南京歌十首 其四
谁道君王行路难,六龙西幸万人欢。
地转锦江成渭水,天回玉垒作长安。
こんなことを思いながら錦江散策もなかなか楽しかったです。